おだやかな映画とおだやかな漫画


◆ 映画 『 PERFECT DAYS 』(パーフェクト・デイズ)


ドイツ人監督が撮った映画とは思えない日本が舞台の映画。
私(じゅんちゃんおじさん)の想像ですが、日本文化や情景について相談やアイディア出しに参加した助監督や脚本家などがいたのではないかと思います。主演の役所広司さんも製作に関わっているとのことなので、日本のスタッフ陣がこの作品の空気感を支えているものとうかがえます。

私(じゅんちゃんおじさん)がドイツ映画ときいてまず思い出すのは
バグダッド・カフェ 』という映画です。(監督は別のひと)
ヴィム・ヴェンダースの作品には『 パリ、テキサス 』という映画もあります。
この二つの作品はどこかしら似ています。
『パリ、テキサス』の音楽はライクーダー。昔バーボン ウイスキー「アーリー・タイムズ」のCMにも出演してギター演奏していました。
刑事コロンボで有名なピーター・フォークが登場する『ベルリン・天使の詩』もヴィム・ヴェンダース作品。
私は、ドイツ・ベルリンへ行ったことがあり、アメリカのテキサス方面へ旅行した時に砂漠の長いフリーウェイを車で運転したこともあって、これらの作品の映像がとても身近に感じられます。

映画のなかに登場する「トイレ」は、渋谷区の代々木公園となりにあるちいさな公園「代々木深町小公園」。いまも実在します。
2025年冬、いま現在どういう状況かもちょっとおもしろいと思いました。
寒さによる壁の不具合

映画『 日本のいちばん長い日 THE EMPEROR IN AUGUST 』2015年
の阿南惟幾(陸軍大臣)を演じる 役所広司 と見較べてみるのも面白いかも。

似た雰囲気の映画に スターウォーズにでていたアダム・ドライバー主演
『パターソン』という ジム・ジャームッシュ監督の作品があります。
ヴィム・ヴェンダースと8歳年下のジム・ジャームッシュは親交があり、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は、あまった撮影用フィルムをプレゼントしてもらったのがきっかけで生まれた作品だそうです。


私がむかしは好きだったロードムービーに『サイドウェイ』『ネブラスカ』という作品があります。しかし、アレクサンダー・ペイン監督の素行が報道されて以後はどうしても作品を純粋にたのしめなくなりました。
ラッセ・ハルストレム監督はスウェーデンにいた頃の作品には魅力があったのですが、ハリウッドへ移ってきてからは「普通の映画」になってしまった気がして、やや色褪せてしまいました。
旅をする映画は好きでたくさん観ているので今後またご紹介したいと思います。



◆ マンガ 『 路傍のフジイ 〜偉大なる凡人からの便り〜 』鍋倉夫

 すぐ読める小学館のサイト



◆ マンガ ミノタウロスの漫画

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