用賀商店街川柳 第一回
やきとりの ねぎまのさらは いつもカラ
じゅんちゃんおじさん
↓ 推敲
やきとりの ねぎまのさらは きょうもカラ
じゅんちゃんおじさん
寸評:
用賀商店街の夕暮れをよんだ一句。かすかなものかなしさと同時に順調な一日の充足感も漂う、焼き鳥の甘辛のタレのような川柳
第二回
やきたてを すすめられても よゆうなし
じゅんちゃんおじさん
解説:
これは用賀商店街へ昼間行ったときに「ねぎま」の在庫があってうれしさのあまり頭のなかが「ねぎま」でいっぱいになり、お店のひとが「いま、ちょうどツクネが焼きたてでできたところですよ」とせっかく親切ですすめてくれたのに、「ねぎま」だけ買って帰ってきてあとで後悔した気持ちを歌った反省の一句。
「お、焼きたて、良いですねえ。じゃ、持ち帰りのねぎまと別に、一本すぐ食べて帰るからおねがいします」となぜ言えなかったのか。そのくらいの余裕(あそびごころ)はほしいところではないのか。
1本百何十円の経済的余裕よりも、そういうおとなの余裕がだいじなんじゃないのか。
しかもこの解説を付け足さないと、そのときの状況が伝わらず、川柳の文字数に内容を盛り込めていない未熟…。
焼き鳥の「塩」のような、なんともしょっぱい川柳になってしまいました。
俳句の推敲例:
五月雨を集めて涼し最上川
↓
五月雨を集めて早し最上川
俳句・川柳をはじめてつくってみたいひとに参考になるサイト
◆「小学生が楽しめる俳句指導のコツと俳句例」みんなの教育技術
短歌を詠むひとを「歌人」
俳句を詠むひとを「俳人」
川柳をよむひとを「柳人」「川柳人」とよぶそうです
今後も思いついたときに俳句などをひねって追記していきます