みじかにある有毒植物

⭐️2024年9月 追記: 白色の毒キノコ・オオシロカラカサタケが世田谷区内のあちこちで目撃されています。私も複数の公園や歩道の街路樹根元などでみかけたことがあります。 コンビニ駐車場わきにソフトボールくらいの大きさのを見つけたこともあります。
これ以外にも、赤色のカエンタケや、間違えて一番被害が多いツキヨタケなど身近な場所に自生している毒キノコがたくさんあります。

オオシロカラカサタケ

 → 「知っておきたい毒キノコ」キノコ食中毒をふせぐために
   東京都保健医療局
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 リンク先のパンフレットをみるとたくさん写真が載っています。これを見てもわかるとおり「ふつうのひとがキノコをみわけるのは不可能です
自然のなかに自生している野生のキノコはすべて毒があるものとして考え、注意しましょう!(特にこどもには、口に入れないこと、さわらないことをつたえる)

⭐️ 毒性のある「タマサンゴ」に注意!!

タマサンゴ

(↑ 2024年8月 世田谷区内で撮影 じゅんちゃんおじさん)

「交通安全みまもりゴミ拾い」の活動中に、世田谷区内の某所に
「タマサンゴ・玉珊瑚」が自生しているのを見つけました。
写真のようにプチトマトに似ていて、一見すると食べられそうにみえますが毒性があるとのことです。実以外の部分にも毒性があるそうです。
 ・人間に毒性がある「ソラニン」。ジャガイモの芽にも含まれている。

⭐️ 参考リンク: 質問「タマサンゴ(玉珊瑚)有毒ですか?

いままで生えていなかったところにも生えてくるのは、どこか他の場所でこの実をたべた鳥がフンをして、そのなかに種子があった場合にそこで育ちひろがっていくそうです。

まちのなかにはたくさんの野生植物があり、じつは、毒性をもつ植物はふつうに思っている以上にたくさん存在しています。植物は、外敵の鳥や昆虫から身をまもるために毒性をそなえていることもしばしばあります。
・「鬼灯(ほおずき)」の実も毒性があります(特に妊娠中は危険です)
 ※ ホオズキ は種類が多数あって最近では食用になっているものも出回っていますが自分自身でよく注意してたしかめましょう!

ほおずき

⭐️ 参考リンク: あまり知られていない毒性のある植物

毒性植物を見つけたらどうするべきか?:

町内に生えている毒性のある植物ぜんぶを除草することは現実的でないしその必要もないと思います。さまざまな植物と人間が共生するのが自然のすがただと思います。(自然はぜんぶがいろんなところでつながっています)
しかし「こどもがまちがって口に入れてしまう危険な植物が通学路など公共の場所の手の届きやすいところ」にあるときは、おとながなにかしらの対処をする必要があると思います。

ご近所同士で相談して問題なければ、地域の常識的な判断で「雑草とり」「草むしり」してよいと思います。
勝手にやるとだれかに叱られないか心配だというひとは、町内会、区役所、子供が地域で通学している場合は学校、公園管理者、道路管理者に連絡、相談してみてもよいと思います。

草取り、除草する場合は、
・軍手や長そでなど、毒でかぶれないように気をつける。素手でさわらない。
・帽子をかぶり、水分補給して熱中症にも注意。
・危険なダニもふえているので注意。
⭐️ 特に自動車、交通事故にあわないように注意!
 高齢者のかたが、車がすぐよこを通行している車道のわきや、自転車が疾走してくる歩道わきで草取りをしてくださっているのを見かけることがあります。とにかく交通事故にあわないように注意!! 雑草よりもみなさんの命のほうがだいじです!! 夜はあぶないのであかるい時間がおすすめです。

ほかにも毒性のある植物で、見かけがきれいなモノ

マムシグサ 危険な毒性があります。昔わたしが霧ヶ峰の湿原に行ったとに見つけて撮影しました。

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ  いま世田谷区内のどこでも見かけるオレンジ色の花。駆除するときは素手でさわらないように。
 参考: 荒川区「ナガミヒナゲシにご注意を」


身近にある有毒植物

  東京都健康安全研究センター作成

自然のなかに生えている植物以外の危険:
赤ちゃんに「はちみつ」や「黒糖」をたべさせてはいけません!
こういう知識はだれかに教えてもらわないと知る機会がないので、
まわりにいる年長者や先輩は「口うるさい」と思われたり、けむたがられることをおそれずに、伝えてあげましょう。

★ 注意:ただし、世の中にはまちがった情報がひろまっている場合もあります。なかにはお金儲けのためにウソを宣伝するひとやメディアも存在します。
耳や目にはいった情報をなんでも鵜呑み(うのみ。疑わずなんでも丸ごと信じる)にするのでなく、自分自身でも調べたり、考えたり、たしかめたりして、まちがえないように気をつけましょう。


・余談: 植物がもっている毒性をとりこんで利用する動物もいるそうです。

・より深い話:「日常のみじかにある危険や毒性ともつきあっていくのが健全な発育成長には必要だ」という考え方もあります。
私もそういう考え方が理解できます。たとえば直射日光にあたる日光浴や、泥んこ遊び、はわかりやすい例だと思います。潔癖すぎては「動物」として弱くなってしまい鍛えられない部分がある。
が、とりあえずここでは、まず「タマサンゴ」という毒性植物があるんですよ、という情報共有をまずお伝えしたいと思います。

2024年10月1日 追記: