投稿者: すずき じゅんじ

  • 【私見】傘さし登下校を心配

    私の個人的な意見です。「傘さし登下校」「日傘を使った登下校」は、私は注意が必要だと思います。

    2020年5月下旬、ニュースで「晴れていても日傘のように傘をさして登下校する小学校のようす」が紹介されていました。
    児童が登下校時にほかの子と距離を保つための工夫
    (5月時点では「ソーシャルディスタンスを保つため」、
    8月時点では「熱中症対策」と、日傘の目的がすこし変わったような報道がなされています)
    ということですが、
    傘はこどもの視界が狭まり、片手の自由がなくなります


    からだのちいさなこどもにとってランドセルを背負った長距離の登校はそれだけでもたいへんです。
    「小学生」と聞いて「小学6年生」を想像するひともいれば「小学1年生」を想像するひともいます。
    安全や苦労は、強いほう、丈夫なほうに合わせるのでなく、ちいさなほう、か弱いほうに寄り添って考えるのがよいのではないでしょうか。

    この話題をかんがえる前にはかならず、自分で外にでて、登下校時間にこどもの姿を道路上で、自分の目で実際に観察してから、考えたり、意見をのべる必要があると思います。

    ・小学1年生の身長が何センチなのか

    ・小学1年生の握力が何キロなのか

    ・小学1年生の身長の目線でなにがどのくらい見えるか

    ・ランドセルがどのくらい重いのか

    ・どれくらいからだ全体をいっしょうけんめいうごかして歩いているか

    ・どのくらい長い距離をあるいているか

    ・自動車や自転車がどのくらいこどもの近くですれちがっているか

    ・つよい風、突風に吹かれることがある


    感染と交通事故どちらが危険か。
    こども と おとな で事情がちがいます。
    その地域の交通量、道路事情、その土地の風の強さによっても状況は異なります。
    風にあおられた場合は、交通事故だけでなく、転落事故(崖、側溝、川、道路橋、鉄道橋)の危険性もあります
    よくニュースになる岡山県の危険な用水路は有名ですが、似たような用水路や雪解け水用のフタなし側溝は全国的にあります。都会であっても急勾配の坂と崖は多くあって、ガードレールがあっても小学生の体の大きさだと簡単に下をくぐってしまいます。

    それぞれの現場独自の各種事情をよくわかった当事者たちの創意工夫や試行錯誤はとてもたいせつだし、よいことだし、ほめられることだと思います。
    そして、実行してみて、その状況・状態をしっかり現場の複数の目、多数のおとなが当事者責任をもって継続的に確認・観察し、もしも問題点がみつかれば再検討・改善、周辺環境の変化への対応、ときには方針転換や中止するのも、また大切なことだと思います。

    ほかのことよりも、まず第一に こどものいのち をまもりたい


    考慮すべき点

    ・成長期に日光にあたる時間が減ることでなにが起きるか

    ・過去の傘で起きた事故や交通事故、事件から学べること

    ・過去の日傘で起きた事故や交通事故、事件から学べること

    ・小学校低学年の本人たちに話をきいてみる

    ・こどもはまっすぐ歩かない

    ・雨にぬれないので傘を遊びやケンカに使ったり投げたりする

    ・直射日光(紫外線)はウイルスに対して低減させたり死滅(失活・不活化)を早める効果がある、という米国土安全保障省科学技術局の発表もある

    熱中症を最大限危険視するならば、そもそも夏休みがなぜ8月に設定されているのかを思い出し、年間授業時間確保のためという理由で気温30度を超える8月に登校させそれを補わせるのが適切なのか再考したほうがよい。
    また、文部科学省が公式に8月から周知しているように「2メートルの距離がとれる場所ならマスクをつけない」に従って登下校するのがよいのではないか。(校門のまえでマスクをつける感じか。)

    ・臨時スクールバスや方面ごとのマイクロバス、保護者が協力して送り迎えなど、別観点からの発想や工夫。

    インターネット上で指摘されていた意見:
    ・せっかく開放された野外にいるのに、傘の屋根をつくり各自が持つことでかえって通気性のわるいテント内のような状態にしているのではないか?

    全国の小学校で行われている工夫の例

    • 登下校時の負担を減らすため教科書を家や学校におきっぱなしにしてOK
    • ランドセルをやめてナップザックで登下校
    • 学校の校内にミネラルウォーター自動販売機(公費負担でタダで飲める)を設置
    • 登下校時の制服着用を一時的に私服OK(高校)

    どれも良いアイディアだと思います。さらに大切なのは実際にその現場でそれを継続的にしっかり観察して再評価やより改善していくことだと思います。
    例えば、ランドセルは重いけれどもいざというとき衝撃クッションになるメリットも備えていたので、省いたものが新たなリスクを生じさせていないか見直す。
    いつでも冷水が飲めたらうれしいけれど、全国の学校によっては給食予算が切り詰められて栄養摂取が十分でないところも存在するので、予算措置できるならそちらにまわして栄養をつけるほうが子供の健康成長および免疫力向上や熱中症につよい基礎体力をつけることになるかもしれません。
    なにか新しいことをやったら、その経過結果を、よかった点、新たにわかった問題点、両方を正直に公けや全国の学校全体に情報公開共有して、つぎのよりよい方法につなげていくのが良いやり方だと思います。

    各学校独自の判断で 「休校
    各家庭独自の判断で 「自主欠席
    もおこなわれています。

    大切なのは、真剣に子どものいのちの安全に気を配りつづけること。そして現場のおとなたちが最終的な責任をもって真剣に危険性の総合的なバランス評価・判断に取り組むこと。
    子どもの いのちがかかっています。金儲けのためのビジネスとは次元がちがうのです。

    特定テーマの補助金予算、コンサルタント、広告代理店、政治家、利害関係を持つ役所担当者や担当教職員や特定業者による、子供の実情を慮ったりかえりみない場当たりで安易な施策が子供を危険にさらすようなことが起こらないようにしなくてはいけません。
    安全性がよくわからないけれどお金儲けになるという理由で、安易に子供のいる場所に危険な食品、危険な薬品、危険な製品、科学的根拠に乏しい無責任な技術や方法を持ち込んでほしくない。
    お金目的で自分の言葉や行動を「売る」おとなが存在するのはしかたがないことかもしれませんが、そのツケを無関係な子どもたちが払うことになるような状況を私は看過できません。



    なぜこのような意見表明をしているのか

    あとで、「危険が予見できなかった」「想定外だった」とならないように。危険を指摘されることで予防策がとられたり安全対策がさらにすすんでいくように。

    以前、国内の芸術展示イベントで「なかに入ってあそべる木製ジャングルジム」で火災が発生し子供が犠牲になる事故が起こりました。真剣に深く安全性やさまざまな可能性を考慮想定せず監督責任のあるはずのおとなが責務を果たさずに、照明用の白熱電球を木屑のなかに安易に置いたことが火災原因だと言われています。(2020年8月現在 裁判の初公判が行われています)

    子供が火に焼かれ死んでいく姿をみて「だれも危険について声をあげる大人がいなかったのか」という感情がわきませんか?
    もういちどおなじことが起きてもあなたの心はだいじょうぶですか? そういう社会にしていきたいですか?

    他にも、日本の実際の道路上で遊ぶゲームアプリによって子供が自動車事故の犠牲になるということも起きています。
    いなかの平和な道路で、祖父とちいさな孫がのんびり散歩していたところに場違いなスポーツタイプの自転車が猛スピードで近づいて子供をはねて逃げる映像がニュースになったこともありました。


    見て見ぬふりはしない、できない

    「それは危険じゃないか」と気づいたときに、よけいなことに躊躇することなく、まずその声をあげることでまもられる、防げる事故というのがあると私は考えます。
    ざんねんなことですが、「現場当事者」「関係者」であると、その場で「空気」や「批判的な意見をしたその後の不利益」を考えて危険の指摘ができないという現実が世の中にはあります。

    今回の場合、当事者である子供は幼く、それを決めるおとなに対して意見ができません。また、その保護者たちは批判的なことを言うとそのコミュニティのなかで「浮いた」り、じぶんの子供に不利益があったりすることをおそれて、思ったとおりの意見を言いにくいことがあります。
    そもそも、ちいさい子どもの親御さん保護者のほとんどは年齢が若く、子育て経験も人生経験もまだ短いのです。
    自動車事故を起こす確率の一番高いのは自動車運転免許を取得したばかりの若い世代です。
    若い人たちが、危ないものの存在、危険な事例があることを知らなかったら、そこにいる年長者や年配のおとなが教えてあげればよいことです。

    今回の件は、地域によって状況は大きく変わります。道路事情(幅員、専用歩道の有無)、交通事情(自動車自転車の交通量)、そもそもの気温や気候、日差しのぐあい(木陰やアーケードや建物の影が多い通学路もあります)、地形、風の強さ向き、児童ごとの家の場所と通学路の事情、個別の体力、その他、真剣に時間をかけて多くの人が検討することによって見つかるこれまで気づけなかったあたらしい視点や危険性もでてくるでしょう。

    真剣に時間をかけて考え続けていくと、熱中症の問題がじつは、子供が身に着けている運動靴、靴下、肌着が夏の季節にあった機能的な製品かどうか、普段の冷房がある環境と外の気温差が大き過ぎないか、家での起床から登校までのあいだに水分補給塩分補給ができているか、日ごろの食事や献立、栄養状態など子育て環境の事情、経済的な事情など、その個別の細部にまで考えが及んでいくかもしれません。


    私は「日傘登下校をやめたほうがよい」と言っているのではありません。
    賛成、反対、イエスかノーではないのです。
    いろいろな危険性が考えられるので、今後より以上に安全性を多角的に考えたり、また、もし、ニュースを見知ったり、仮にどこかからなにかの企画が持ち込まれたり仕掛けられたりして「よし、うちでもやろうか」と安易にうごきはじめることへの注意喚起をしたい、
    子どものいのちにかかわることなので、雑に考えたり、一律に考えたりすることがないように、注意喚起したい
    子どものことは、まじめに、真剣に、割り切らずに、ていねいに考えよう、考え続けよう。
    そういう思いです。

    私が批判的な意見表明をすることで、なにか私自身に「損」することが起きようとも「安全、安全、口うるさいおじさんだ」という そしりをうけたり、煙たがられたりしようとも、それを引き受ける覚悟があります。

    自分がなにかの不利益を蒙ったり、損をしても、こどものためには、特にこどもの命のためには、言うときは言う。
    そういう おとながまだいるからね。
    そういうおとなの姿をみせる、それが、こどもたちへのわずかばかりであっても、安心につながると思っています。
    日本人のおとなとして、日本のこどもたちをまもることに、躊躇も遠慮も損得勘定もしません。

    そして、それがわかってもらえるのが、日本であり、日本社会だという思いもあります。


    「傘(かさ)」という物は、まじめで人の役に立つ、日本人に長年愛されてきた道具で、歴史があり日本が誇れる地に足の着いた仕事であり、技術であり、立派な産業だと考えています。
     実際に外国で買った傘と日本で買った傘をくらべると、日本製の傘のほうが圧倒的に品質がよいことを人生経験上 知っています。

    ここでは「子どもが登下校時に日傘を使用することについて」注意喚起を行っています。


    それは 私が一番 のぞまないことですが、日傘登下校によって交通事故が起きた場合、この記事の内容は、「予見可能性」「回避義務」について「世間では危険性を指摘する声もあった」というひとつの証拠になると思います。(損害賠償請求裁判 時)

    それを踏まえたうえでの十分な現場の調査検討と覚悟、責任をもっての導入、さらなる安全配慮が検討されることを願って。
    金儲けのために 子どものいのち が ないがしろにされる世の中をつくりださないように。


    ※更新 2020年 8月31日
     記事初出 2020年 5月29日

    文責は、すずきじゅんじ にあります

  • 住宅街の交通安全

    道路であそぶ子供

    「良い」「悪い」の話でなく、道路で遊ぶ子供が今すぐゼロになることはありません。
    ならば、まず今この場で大人がすぐできること、できるかぎりの行動をしたいと思います。

    ◆近所の子供を交通事故から守る

     道路上で子供が危険に思える状態で遊んでいたら、そのあぶなさを子供にわかるように、伝わるように教えてあげましょう。
    突然大声でしかることは絶対にやめましょう。びっくりして振り向いたり、転ぶと事故の原因になります。

    スケートボード、キックボード、キャスターボード(ブレイブボード)、自転車、三輪車、一輪車、ペダル有り無しストライダー、インラインスケート、ローラースケート、足けり足こぎ乗用玩具、ホッピング、竹馬、缶馬、今後もっと新しい乗り物も出てきます。

    住宅街の道路上で、ちいさな子供がスケートボードに腹ばいに乗って遊んでいて起きた交通事故があります。

    ちいさい子供がさらに小さくなったら、自動車の運転座席からはほとんど見えません。
    あなたが町を歩いていて、もしそういう子供を見かけたら、ぜひ声をかけて、場合によっては、保護者のかたに声をかけましょう。お説教や注意でなく、実際に起きた交通事故の話をつたえてみてください。
    みんな望みはおなじです。子供がケガをしないでいてくれること。威張った言葉づかいや、言い合いやケンカは必要ありません。

    歩いているとき、子供達と一緒によこ一列に並んで信号が青に変わるのや、クルマが通り過ぎるのを待っている場面では、なるべく子供よりも前の車道にちかい側に大人が立って「とおせんぼ(ガードブロック)」してあげましょう。

    また、子供が突然車道にとびださないように子供の手や体や乗り物をつかんでいましょう。
    もしも子供が車道にとびだそうとしたら、よその子、他人の子、だれだろうと関係なく、手や体をつかんで制止しましょう。

    もしも、子供に声をかけたり、手をつかんだことで「不審者」と誤解されてなにか言われたり通報されたとしても、子供が交通事故にあわずにすむなら、そんなことはどうでもいいくらい小さなことなはずです。

    町のなかで子供があぶないことをしているのを目撃しても、子供と自分のいる場所と距離がはなれていて、とっさにどうするべきか迷う場面があります。
    「子供の身体の安全が第一」です。
    緊急で危険度が高いと判断したら、子供ではなく、その場の脅威である「自動車の運転手」のほうへ大きな身振りや声で合図して、あぶない状態の子供が近くにいることを知らせてあげましょう。
    (見通せないカーブの先に障害物があって、ある車がそのままのコース軌道やスピードで進むとぶつかるというときも、なにか合図で知らせてあげましょう)

    緊急の場面ですが、合図する際は、礼儀正しく協力をもとめる態度(会釈したり)だと、問題が起きにくいです。
    もし、運悪くこちらの意図が相手に伝わらなくて誤解されたり怒られたとしても、子供が事故にあわなくて済めば、それ以外のことはちいさなことです。

    ◆クルマを運転するひと

     子供用のさまざまな乗り物やおもちゃが存在します。子供は遊びの天才です。大人には思いもつかない普通とは違う乗り方や使い方をすることがあります。道路のどこから突然現れるかわかりません。
    ひとつ確実な安全対策があります。じぶんがクルマを運転するときに、住宅街に入らず、歩道(車道より一段高くなっていてガードレールがついている)の無い道を走らないことです。

    ガードレール付歩道のある大きな道路を走れば、子供も自分も安心です。カーナビのさしずに全部したがう必要はないのです。カーナビが指示したからといってわざわざあぶない細い道に入り込む必要はありません。
    自分の知っている大きな安全な道路を主軸にして、自分でコースを決めて走りましょう。
    細い道や抜け道を通って短縮されるのは、たったの数分程度です。
    それよりも、事故リスクを軽減するルートを選び走るほうが誰にとってもしあわせなはずです。
    特に自分自身が一度「ひやり」を体験したことがある道路は避けて、すこし遠回りになっても安全な道をえらびましょう。

    住宅街に進入して運転する場合、子供の姿が道路上にみえてもみえなくても、常にブレーキペダルのうえに足をのせて運転しましょう。
    ドライバーのなかにはブレーキを踏まないことが運転が上手なあかしのように思い込んでいる人がいますが、すくなくとも住宅街の道路では間違いです。

    業者の車がどうしても必要で住宅街を走行する場合は、どうか運転座席からの視界がひろく安全な車両の導入・採用を会社で考えてほしいです。また追加でミラーやカメラやセンサーを車両に搭載することもしてほしいです。(大手宅配業者の車両などはミラーの形や大きさなど、装備に様々な工夫がされています)
    トラックには「サイドガード」という巻込防止装置が存在します(最新式はセンサーやカメラ連動)

    住宅街やスクールゾーン付近では、両側の窓を全開にすると、子供の気配をより感じ取れます。外からの音や声がきこえやすいように音楽やラジオも消しましょう。
    (※走行中とても静かな車種の場合、見通しのきかない細い道では、窓をあけて音楽をかけて存在をまわりに知らせるというやりかたもあります)

    三つのミラーを見ましょう。普段以上に頻繁に。

    夕方のヘッドライト点灯は忘れやすいです。運転者は自分がまだ見えると考えがちですが、前照灯の目的はまわりの歩行者や車に自分の存在を知らせる目的もあります。特に車体が暗い色の場合は、早めにつけましょう。(ルールでは日の入りから日の出までだが早めにつけてよい。薄暮時間帯
    ハイビーム(前照灯の上向き)の上手な活用も効果があります。

    住宅街の、先の見えないカーブでアクセルを踏むのはたいへん危険な行為です。ブレーキペダルの上に足を置いて慎重に進みましょう。

    最近の新しい車は「安全センサー」「カメラモニタ」装備が充実していて、安全運転を自動で手伝ってくれます。
    自動車購入を検討するときは「乗るひと」以外の「道路上のひと」の安全性も考えたクルマを選ぶのがよいと思います。
    身内のだれかが自動車購入を検討しているとき、そういう情報も知らせてあげましょう。
    ただし、センサー類は「補助」でしかありません。センサーが見落とすことも故障することもありえます。かならず自分自身の五感で常に安全の責任を負いましょう。(責任を負えなくなったと感じたら運転免許証の返納を考える時です。)

    道路運送車両の保安基準」という法律があり、しばしば改訂されています。2020年から新車にはオートライト装備が義務化となっています。

    排気量の大きい高級車はアクセルをすこし踏み過ぎただけで、ものすごい加速をしたり急発進して事故原因になります。自分の現在の運動能力に合った、日ごろ生活する場所や用途に適したクルマ選びが安全につながります。

    また、特に高齢者や小柄な女性は、運転シートの高さ、角度、ハンドルの近さ、高さが、自分のからだにぴったり合っているか再確認と調整をおすすめします。運転時の視界の広さがとても変わります。やりかたがわからない人は自動車の取扱い説明書(だいたい助手席のグローブボックスに入っています)車に詳しい知り合いや自動車販売店・用品店でアドバイスをもらってください。(他人のクルマやレンタカーを運転する時も、手間をおしまずしっかり調整しましょう)正しいドライビングポジション

    公園のちかくは、鬼ごっこ、追いかけっこに夢中になった子供が飛び出してくることが多いので要注意です。出入り口ではない場所や、しげみのなかからも飛び出してきます
    車道に隣接したマンション玄関や戸建て玄関、塀で内側がみえない駐車場からの飛び出しにも気をつけましょう。

    住宅街では、ゆっくり運転、のろのろ運転こそがあたりまえでカッコイイと思われる世の中の雰囲気醸成を、おとなたちみんなでしていきましょう。

    ◆カーナビ地図サービス開発者、企業の方へ

     子供の安全がなにより一番だいじです。カーナビの経路検索をするサービスやアプリを開発している人、企業への要望があります。
    経路決定するときに、デフォルトで「専用歩道のある道路(安全な道路)」を優先選択・案内する仕様にしてほしいと思います。(画一な「道幅」でなく「道路ごとの安全度評価」を優先)

    子供にとって危険な道路(細い道というだけでなく住民子供の危険度でスコア化)を案内する時は、明確な注意喚起を常に運転者に促す仕様にしてほしいです。

    また、過去に交通事故が発生したポイント(特に注意喚起があれば防げた原因の事故)を通るまえに、音声で注意喚起される仕様を搭載してほしいです。

    今後、そういう仕様がカーナビ全般のデファクトスタンダードになることを願っています。
    (今後の状況によっては法律による規制やそのような安全仕様の標準装備義務化を要望していくかもしれません。)

    将来的には「住宅街のなかでは車は低速以上のスピードが出せない」街づくりが、車両ハードウェアと車載ソフトウェアと信号機・標識通信によって実現するとよいと考えています。(安全なシステム搭載の車は大幅な税と保険料の軽減)

    ◆提案・小学六年生の助け

     小学六年はまだ子供で、なによりまず自分の身の安全をまもること、自転車ではヘルメットをかぶり、暴走したりしないこと、右左よくみて車に注意するなど、自分の交通安全に気をつけることが第一です。
    けれど、もし、自分の通学路や、おなじ町内で、自分よりちいさい子、特に小学一年生や幼稚園・保育園の子が道路であぶない状態にあった場合は、ぜひ、声をかけて、まもってあげてほしいと思います。
    小学六年生は、活動場所や活動時間帯がおとなよりは、ちいさい子供にちかいです。
    あぶないので決して交通誘導員や警察官のマネをしてはいけません。あくまで、自分が登下校や普通に道を歩いているときにちいさい子のあぶない状態が目に入った場合だけ。
    (公園の遊具などでもあぶないことをしていたらダメといったり、助けてあげたりしましょう)
    六年生の頭では理解できても、まだ小さい子には自動車や自動車が通る道路の本当のおそろしさがわかっていないことがあります。

    ◆教育・子供を運転座席にすわらせてみる

     息子、娘、甥っ子、姪っ子、親戚の子、知り合いの子、身内に子供がいて、自分が車を持っている場合、完全にエンジンが停まっていて安全な状態に駐車しているときに、子供を運転座席に一度座らせてそこから何がどれくらい見えるのか、見えないのか、を体験してもらうのもよいかもしれません。
    (クルマの形はいろいろあって見え方が違うことも付け加えて教えて。)

    じぶんが道を歩いたり自転車に乗っているとき、車の人からはこれくらい見えていて、でも、このくらい見えていない(死角というものがある)ということを知ってもらいましょう。
    おとなでも、油断したり、よそ見したり、失敗することがあることを、一度しっかり体験とまじえて話してあげることで、子供である自分が道路を歩くとき、自動車の大人がいつでも信用できるわけでない、ということをかんがえるきっかけになれば、道路の怖さを真剣に心にとめて緊張感を持つようになると思います。

    子供は全員、運転免許証をもっていません。正確な交通ルールについて試験を受けたこともありません。
    こまかいことはあとでいいので、日常のなかで、自分自身の身体、自分のいのちをまもるための、もっとも重要な部分を、まず実生活のなかで伝え、身につけてもらいましょう。


    町のこどもたちは、みんなのこども

    町にいるこどもたちは、町にいるおとなみんなのこどもです。

    「よその子だから口だしや手出しはしない」
    「じぶんのうちの子だけ安全ならそれでよい」
    「じぶんにはこどもがいないから関係ない」
    「よけいなトラブルに巻き込まれたら損だから」

    交通事故が起きるとき、そこでケガをするのも、させるのも、他人同士です。
    交通事故が起きて、ケガ人をたすけてくれるのも、助けられるのも他人同士です。
    では、交通事故が起きないよう努力したり行動したりするのはだれの役割か。

    ひとりの人間には目が二つ、手は二本しかありません。まえを見ていれば背後にあるものを同時には見られません。
    けれど、そこにもうひとり人間がいれば、背後になにか危険が迫っていたら教えてあげることができます。

    さらに多くの人がいれば、背後だけでなく、壁や植え込みで見えない曲がり角の向こう側や、死角にあるもの、反対側や高さのちがう場所からみえる危険性を教え合うこともできます。

    子供を二人連れたお母さんが、二人の子供を同時に100パーセント見張りつづけることはできません。
    でも、町にいるおとながみんなで、集団でたすけあえば、こどもをもっともっと安全にまもっていくことができるのではないでしょうか。


    あなたはどういう世の中をのぞみますか?
    こどもたちはいつでもおとなの背中をみているし、気持ちを感じ取っていると、私は思います。


    追記:

     参考 道路交通法第76条4の3(禁止行為)

    私個人としては、
    こどもの交通事故をゼロにしたいとつよく願っています。
    ですが、道路でこどもが遊ぶこと自体をゼロにしたいとは考えていません。実際、一部のスクールゾーンや、商店街の歩行者天国などは車両進入禁止のバリケード看板を道路の両端に設置して、安全な空間を時間帯を区切って実現しています。
    また、大きな公園や施設周辺にはプロムナード(遊歩道)とよばれる広い歩行者専用道路が存在します。
    じゅうぶんな安全が確保される場所で、保護者が監督しているのならば「道路であそぶことが絶対的な悪」とは言い切れない気がします。ただ、ちいさな子供には、区別がつかなくなってあぶなくなるという意見にもうなずけます。

    クルマの運転とおなじように、ルールや安全対策の仕組み・環境づくりを考えるときも、丁寧さと思いやりが必要だと思います。


    関連記事: 住宅街の交通安全その②


    ※更新 2020年 7月6日
     記事初出 2020年 6月24日
     このページは随時、追記と更新を行っています

  • 住宅街の交通安全その②


    ◆町の道路でみかける光景「路上駐車の避け方」要注意


     参考: 道路交通法 第17条

    路側帯片側一車線センターライン
    という町内によくある平らな対面通行の道路で、クルマが、路側帯に駐車している車両をよけるために対向車線に一時的にはみ出して運転する光景をよく見かけます。
    その際、ブレーキを踏まず、スピードを落とさない車がとても多いです。本当に多いです。
    特に、反対車線の路側帯に、歩行者の子供や高齢者がいるのに、そのあいだ(路上駐車と歩行者のあいだ)をまるで、スピードを落とさず通り抜けると得点がもらえる「ドライビング・ゲーム感覚」で走る運転者がいるのです。
    これは非常に危険です。
    一度、相手の、歩行者の立場で想像してみてください。
    車は左側通行、歩行者は右側通行、の「対面交通」原則を基本とすると、右側の路側帯を歩いているひとは、じぶんのすぐそばを「後ろから」車がくることは想定しにくいことです。じぶんの近くに車がくるときは前からくるのだから、すこしくらい車道側にはみ出したり、よろけたりしても大丈夫、という意識感覚でいても不思議ではありません。
    そこを徐行もせずに生身の人間に接近して追い越そうというのは、歩行者からすると「圧迫的な幅寄せ」にも似た危険行為と感じられかねません。
    対向車線にはみ出るのは車の運転者の責任です。かならずブレーキを踏んでスピードを落としましょう
    対向車線側に歩行者がいて、空間がせまいと思ったら、対向車線にでるまえに、停車して待てばよいだけです。

    路上でブレーキを踏んだり、車を完全停止させるのが、なにかバツの悪いことのように錯覚している運転者がときどきいますが、それは間違いです。
    追突されるのをおそれる運転者もいるのかもしれませんが、そもそも追突するような短い車間距離が誤りです。住宅街でゆるされているスピードで追突接触事故が仮にあったとしても、生身の歩行者との接触とどちらが大怪我になるか想像してください。

    (※ただし、赤ちゃんや後部座席に人が同乗している場合は細心の注意が必要です。やはりどんな軽微な追突接触事故であろうと起きないほうがよいに決まっています。
    ここでの追突接触事故と歩行者をはねる事故の比較の話は低速度の住宅街の道路について話しています。速度がでている幹線道路などの追突事故は非常に深刻ですので、状況を分けて考えてください。大きな道路は車線が複数あります)

    この例の運転者の心理には、『対向車線にはみ出している異常事態をなるべく短い時間にしたい。対向車が来る前にもとの車線に戻りたい。だからブレーキを踏まずアクセルを踏む』という、安全に対する優先順位づけの「錯誤」が起きているのではないかと推測します。
    あわてないで。複雑に考えないで。
    簡単なのです。ちかくに歩行者がいなくなるまで、本来の車線で停まっていればよいのです
    みんながいなくなって危険度が下がってから、ゆっくり用心しながら路上駐車をよけて先へ進みましょう。
    もちろん、対向車がくる危険性には注意して。
    (夜間の場合は、ハイビームで合図しましょう)

    ちなみに、対向車線にはみ出して事故が起きた場合、過失責任の割合は ほぼ100% はみ出した車のがわになると言われています。

    この例ではさらに、左側にある路上駐車の車内、車のかげから、人や自転車、動物やスケートボードやボールが飛び出してくる危険性もあります。バスやトラックなどの大型車ならば、さらに警戒が必要です。

    センターラインの無い道幅の細い道路では一層、徐行や一時停止を心がけましょう。

    現在、 町では「なるべく人混みに近づかない」という意識からスーパーなどで買い物するときに地下駐車場や屋内駐車場にはいらず付近の路上に車をとめて、車内で運転手が待っているという光景をよくみかけます。
    これまで以上に、路上駐車に対して警戒する運転が必要です。


    関連: 「 ゾーン30 」 警視庁 世田谷区

    ゾーン30の ほそい道路では、わざとセンターラインを消して道の中央寄りを走らせる(道路端の歩行者に近づかせない)ような工夫もされています。


    役に立つ動画がありましたのでご紹介 リンク:
    住宅街編(危険予知・事故回避トレーニング) JAF

    2020年(令和2年)6月30日 施行「あおり運転」を取り締まるため道路交通法が一部改正されました。

    改正道路交通法117条の2の2第11号
    改正道路交通法117条の2第6号
    および10の行為の関連条文
     車間距離保持義務違反(第26条)
     安全運転義務違反(第70条)
     ほか 17条、24条、28条、52条、54条、75条

    ならびに
    2020年(令和2年)7月2日 施行
    自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 の改正

    具体的な内容はこちらのポスター
    交通安全情報(警視庁)
    危険!「あおり運転」はやめましょう(警察庁)


    関連記事: 住宅街の交通安全


    ※更新 2020年 7月4日
     記事初出 2020年 6月27日
     このページは随時、追記と更新を行っています

  • 公衆衛生・感染症の専門家の方へ

    (この記事はふるくなっています。)

    2021年1月 現在、二度目の緊急事態宣言が東京、埼玉、千葉、神奈川にでています。


    2020年以前の記事

    ・2020年5月25日 東京都は 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態措置が解除されました

    ・2020年6月19日 県をまたぐ移動の自粛要請は全国すべてで一度、解除されています

    → 2020年8月現在、再度、県が独自で緊急事態宣言する場合があります。(例・沖縄県)
     都道府県が独自に警戒レベルを引き上げたり、移動や営業、経済活動の自粛要請を行うこともあります。


    私は、現在もゴミ拾い活動を毎日行っています。いまも町のあちこちにマスクが落ちています。マスクのほかにも唾液(つまりウイルスや細菌)がつくゴミばかりです。タバコ、空き缶、ビン、ペットボトル、ガム、コンビニ食べ物の包装紙、箸、容器、プラスチック袋、お菓子の包装紙、テイクアウト食べ物の串、つまようじ、などなど。
    (2020年6月-10月 東京、横浜、山梨などで下水からサンプル採取して新型ウイルスが実際に検出されています)

    ゴミが落ちていれば子供はすぐにさわります。
    物理的に子供の顔の位置は、地面にあるゴミからの距離が近いです。

    公衆衛生・感染症予防の専門家の方に教えていただきたいことがあります。
    自分なりにいろいろ調べたり、よく検討した上で活動を継続していますが、
    もしも「ゴミ拾いは行わずゴミを街のなかに放置したほうが、ゴミ拾いを継続するよりも公衆衛生に良い」という知見や研究結果を有する専門家の方がいらっしゃいましたらご指摘頂けるとたいへんありがたいです。
    それを参考にして、緊急事態宣言下のゴミ拾い継続について再検討したいと考えています。
    よろしくお願いいたします。

    公衆衛生に関する参考情報

    「交通安全・みまもり・ゴミ拾い」に出発するまえには検温しています。平熱でない場合や、せきがでるときは活動しません。

    私の普段の活動では、なるべく子供たちに笑顔をみせることで安心してもらいたいという意図からマスクを着用していませんでしたが、現在はマスクを着用して活動しています

    追記:

    5月26日 厚生労働省健康局から周知 がありましたので、現在はマスクなしで活動しています。

    私は常時、屋外のみの単独活動です。ただし、実際の地域のみなさまとの協調がたいせつだと考えていますので、もしもまちのなかでマスクをつけて活動してほしいという雰囲気だったときは、またマスクをつけます。マスクは常に携帯しています。

    消毒用アルコール(エタノール)は常に携帯・使用しています。

    ・活動は単独
    ・常に屋外の活動(屋内には入りません)
    ・トング、手袋を使用
    ・2020年2月以降、活動はすべて自宅から徒歩圏内
    ・ゴミはプラスチック袋に三重にして回収廃棄
    ・困っている人を助ける時以外、人との接触は無し
    ・人が集まっている場所へこちらから近づくことはしません
    ・歩道などすれ違いのじゃまにならないように普段から距離をとるようにしています


    公衆衛生・感染症についての知見・情報は、下記のサイトなどを参考にし、かつ、インターネット上の情報を鵜呑みにすることなく、複数の情報元と、自分自身の現場と過去の経験とを合わせて考え、社会全体で決まったことをまもりながら判断するようにしています。

    日本:
     厚生労働省
     国立感染症研究所 NIID
     東京都医師会
    アメリカ:
     HHS アメリカ合衆国保健福祉省
      CDC アメリカ疾病予防管理センター
      NIH アメリカ国立衛生研究所
     The New England Journal of Medicine
     Dr. David Price in New York City
     Johns Hopkins University
    英国:
     The Lancet Alex W H Chin in Hong Kong
     Cochrane Collaboration
     University College London S. Rawlinson
    中国:
     Academy of Military Medical Sciences
      Zhen-Dong Guo

    ・論文などは撤回されることや、間違いがみつかって修正されることがあります(最近では The Lancet と The New England Journal of Medicine)
    ・国や人種、気候、生活環境、習慣がちがえば、現行の知見で述べられている提言がそのまま有効に適合するのかはわかりません
    ・研究所研究者の背景や、研究費や予算がどこから出ているか、特許(パテント)、副作用、経済合理性とQOLのバランスも常に注視する必要があります
    ・国や担当省庁、専門組織の見解や方針は変化します
    ・大きく報じられる情報(報道)と研究実態は異なることがあります
    ・「国際機関」は中立な組織ではなく調整機関です。参加各国の意向が反映されます
    (例・アメリカは、ユネスコ、パリ協定を脱退。日本はIWCを脱退。
    → 2021年1月、アメリカは新しい大統領になり、前政権で表明していたWHO脱退を取り消し、パリ協定にも復帰を表明しました。)


    ※更新 2020年 7月8日
     記事初出 2020年 4月13日
     このページは随時、追記と更新を行っています

  • 町のなかで危険なものをみつけたら

    あなたが大人で、町のなかを歩いているときに危険なものを発見した場合は、自分で考えてそれについて対処することができます。こどもたちのために。

    その問題を管轄する行政窓口にメールや電話で連絡したり、とりあえず危険だと思う状態を応急処置するなど。

    例: 割れたガラスが子供の歩く道に落ちていたら自分でかたずける。電柱や看板から針金が飛び出していて子供の目にささる危険性があるなら折り曲げて丸めてささらないようにする。公園の遊具が壊れそうになっていたら注意の貼り紙をしてから公園管理者に連絡する。食べかけの菓子や飲み物がベンチに置かれていたら子供が食べて病気にならないように処分する、など

    連絡窓口:
    世田谷区役所(おおくの場合 住んでいる地域の役所に連絡すれば各種問題をどこへ連絡すべきか教えてもらえます)
    東京都 各学校 清掃事務所 国土交通省 東京電力 水道局 など

    道路や交通事情に関してあぶない点に気づいたら

    道路を歩いているときやクルマを運転しているときに「これはあぶないな」と気づくことがあった場合、その意見を区役所や、国土交通省、警察署(交通相談窓口もあります)に届けておくことで、すこしづつ安全な道路整備や安全なまちづくりがすすんでいきます。

    例: 年配のひとが信号機付横断歩道を渡っていたが渡りきるまえに信号が赤になってしまうのを何度も目撃した。歩行者の青信号の時間がもうすこし長いほうがよいのではないか。

    例: こどもがよく歩いている道路で見通しのよくない変則的な交差点があるので心配。信号機をつけてほしいがそれが無理ならカーブミラーを設置してほしい。

    例: ちかくで自動車事故が起きてもクルマが公園内に飛び込んだりしないように、公園の入り口にガードポール(ガードレール)を設置してほしい。

    気づいた意見を伝えるすこしの手間で、こどもの安全度がすこしでも向上し、交通事故が減るかもしれません。

    たとえば私の住んでいる世田谷区では、このような住民の声を広く募って積極的に改善の努力を積み重ねているのが住んでいて実感できます。
    その一例。地元自治体、地元学校、地元住民、地元警察署、都道府県行政、管轄省庁の連携・努力
     世田谷区通学路交通安全プログラム

  • 夜はライトと反射材


    「反射材を身につけよう」広島県警のサイトです。
    日の入り、日没後、夜暗くなってから光るものを身に着けているか、明るい色の服を着ているかどうかで安全性に差がでてきます。
    明るく目立つことで、自動車やバイクだけでなく、無灯火の自転車やランニングしている人が突然ぶつかってきたりするのを防止できるかもしれません。

    現在、LEDや懐中電灯や反射材などは、百円ショップなどでたくさんの商品がでています。

    特に、こども、お年寄りの方には、まわりにいるおとながおせっかいでもよいので、積極的につけてあげるとよいと思います。
    子供用の自転車、キックボード、ランドセル、リュック、ベビーカー、お年寄りの買物カートやステッキ、など。


    注意:
    ちいさな子供のいるお宅では、ボタン電池をまちがってこどもが飲み込まないように十分に注意しましょう。とても危険です。
     ボタン電池を安全に:保護者へのアドバイス
     European Portable Battery Association
    ボタン電池製品をやめて、単三電池の製品をそろえるのもよいかもしれません。

    片手がふさがる懐中電灯は、ころんだときに手をつくのがおくれるので、なるべく身に着けるタイプの照明がよいかもしれません。

    「反射材のたすき」はいつでも玄関においておいて、夜間の外出につけると便利です。ただし、首にからまったり、なにかに引っかかって事故になる危険性もあるので、きちんとサイズをあわせて大人が使用するのがよいと思います。子供用にはつかわないで服や持ち物に貼るタイプが良いかも。

    暗いところで光るクツや帽子、音が出る子供用のクツも安全度が向上すると思います。

    おとなもこどもも、自転車のカゴなどに「鈴」をたくさんつけると、ベルを鳴らさなくても存在をまわりの人に知らせることができて安全性が向上します。

    こどもには、道路や歩道で、なにか持ち物を落としたりしても、すぐとびついて拾わないで、まず前と後ろをみて、乗り物や人が近づいてこないかじぶんの目でたしかめてから動く習慣をつけると安全です。

    とにかく、自分のからだの安全をまもることを第一に。
    物はあたらしいものをまた買えばすむし、あきらめれば済みます。
    いのち がいちばんだいじ。

  • オバケとUFO

    オバケを見たことがあるひとは、オバケの存在を信じられるかもしれません。
    UFOを見たことがあるひとは、UFOの存在を信じられるかもしれません。

    信号機のある横断歩道を、歩行者が渡るとき。
    歩行者信号が「青」になってから、わたるまえに「とまって」しっかりと「右」と「左」と「右」をじぶんの目でみてから歩き出す大人のひとを見たことがありますか?

    実際に気にしてみてみると、とても少数派です。


    それでは、反対に、
    横断歩道の歩行者側が「青」なのに、そのあいだに信号を無視して走って横切ってくる自動車、自転車、スピードを落とさないランニング走者、キックボード、先頭で停止しているバスやクルマの影からすりぬけて突然出てくるバイク、を見たことはありますか?

    わたしはあります。


    わたしは信号機付き横断歩道をあるいてわたるとき、いつもおおげさに右・左・右をみて渡るようにしています
    ときどき向かい側からくるおとなのひとに笑われたりするけれど、どこかで子供たちが見ていても大丈夫なように。
    親御さんが子供に安全な渡り方を教えたときに「だって、おとなのひとで右・左・右なんて見ているひといないよ」と言われないように。


    こどもたち、ちびすけ たち。
    きみたちは、まだカラダが小さいからね。ことさら気をつけるんだよ。ほんとうは、クルマを運転するおとなたちのほうが もっともっと気をつけることなんだけど、おとなのひとも、まちがえたり、しっぱいすることがあるからね。

    じぶんの め でみて、
    じぶんで、じぶんを
    まもる、 よける

  • 子供にゴミ拾いは すすめません

    私がゴミ拾いをしていると、子供がそれをみて自分でゴミを拾ってきてくれることがあります。
    とても可愛いし、ほほえましい ほっこりした気分になりますが、そのたびに
    「ありがとう。でも、ゴミ拾いはおじさんがするからね。ゴミ拾いはあぶないから、おとなが拾えばいいんだからね。きみたちはクルマに気をつけて元気にいっぱいあそぶんだよ」
    と私は言います。

    落ちているゴミからの感染症、硬く尖った物でケガをする、誤飲などの危険性もありますが、それよりなにより、ゴミ拾いに夢中になって 自動車や自転車、前方を見ていない歩行者や走っている人に からだの小さな子供がぶつかるのがいちばん心配です。

    「ゴミ拾いは良いこと、ほめられること」と子供がおぼえてしまうと、いつか子供がひとりで道を歩いているとき、つい反射的にごみを拾おうとして交通事故に遭ってしまう事をつよく心配しています。
    そういう事故の可能性、確率をあげてしまうことを心配しています。

    子供がケガをすることに比べたら、ゴミを拾ったり捨てたりということはどうでもいいくらい小さなことです。

    ゴミ拾いよりも、いのちがだいじ。こどものからだがだいじ

    だから私は、ゴミ拾いを子供には すすめません。


    おとながゴミを拾う姿、おとながゴミをすてない姿がまちのなかにあり、それが目にはいれば、それでよいのではないかと私は思っています。


    子供を自転車にのせてるお母さんも ゴミを落としても拾う必要ないですからね。ケガしないほうがだいじ。いのちがだいじ。
    ゴミはおじさんが拾うからね。