投稿者: すずき じゅんじ

  • 町のなかで危険なものをみつけたら

    あなたが大人で、町のなかを歩いているときに危険なものを発見した場合は、自分で考えてそれについて対処することができます。こどもたちのために。

    その問題を管轄する行政窓口にメールや電話で連絡したり、とりあえず危険だと思う状態を応急処置するなど。

    例: 割れたガラスが子供の歩く道に落ちていたら自分でかたずける。電柱や看板から針金が飛び出していて子供の目にささる危険性があるなら折り曲げて丸めてささらないようにする。公園の遊具が壊れそうになっていたら注意の貼り紙をしてから公園管理者に連絡する。食べかけの菓子や飲み物がベンチに置かれていたら子供が食べて病気にならないように処分する、など

    連絡窓口:
    世田谷区役所(おおくの場合 住んでいる地域の役所に連絡すれば各種問題をどこへ連絡すべきか教えてもらえます)
    東京都 各学校 清掃事務所 国土交通省 東京電力 水道局 など

    道路や交通事情に関してあぶない点に気づいたら

    道路を歩いているときやクルマを運転しているときに「これはあぶないな」と気づくことがあった場合、その意見を区役所や、国土交通省、警察署(交通相談窓口もあります)に届けておくことで、すこしづつ安全な道路整備や安全なまちづくりがすすんでいきます。

    例: 年配のひとが信号機付横断歩道を渡っていたが渡りきるまえに信号が赤になってしまうのを何度も目撃した。歩行者の青信号の時間がもうすこし長いほうがよいのではないか。

    例: こどもがよく歩いている道路で見通しのよくない変則的な交差点があるので心配。信号機をつけてほしいがそれが無理ならカーブミラーを設置してほしい。

    例: ちかくで自動車事故が起きてもクルマが公園内に飛び込んだりしないように、公園の入り口にガードポール(ガードレール)を設置してほしい。

    気づいた意見を伝えるすこしの手間で、こどもの安全度がすこしでも向上し、交通事故が減るかもしれません。

    たとえば私の住んでいる世田谷区では、このような住民の声を広く募って積極的に改善の努力を積み重ねているのが住んでいて実感できます。
    その一例。地元自治体、地元学校、地元住民、地元警察署、都道府県行政、管轄省庁の連携・努力
     世田谷区通学路交通安全プログラム

  • 夜はライトと反射材


    「反射材を身につけよう」広島県警のサイトです。
    日の入り、日没後、夜暗くなってから光るものを身に着けているか、明るい色の服を着ているかどうかで安全性に差がでてきます。
    明るく目立つことで、自動車やバイクだけでなく、無灯火の自転車やランニングしている人が突然ぶつかってきたりするのを防止できるかもしれません。

    現在、LEDや懐中電灯や反射材などは、百円ショップなどでたくさんの商品がでています。

    特に、こども、お年寄りの方には、まわりにいるおとながおせっかいでもよいので、積極的につけてあげるとよいと思います。
    子供用の自転車、キックボード、ランドセル、リュック、ベビーカー、お年寄りの買物カートやステッキ、など。


    注意:
    ちいさな子供のいるお宅では、ボタン電池をまちがってこどもが飲み込まないように十分に注意しましょう。とても危険です。
     ボタン電池を安全に:保護者へのアドバイス
     European Portable Battery Association
    ボタン電池製品をやめて、単三電池の製品をそろえるのもよいかもしれません。

    片手がふさがる懐中電灯は、ころんだときに手をつくのがおくれるので、なるべく身に着けるタイプの照明がよいかもしれません。

    「反射材のたすき」はいつでも玄関においておいて、夜間の外出につけると便利です。ただし、首にからまったり、なにかに引っかかって事故になる危険性もあるので、きちんとサイズをあわせて大人が使用するのがよいと思います。子供用にはつかわないで服や持ち物に貼るタイプが良いかも。

    暗いところで光るクツや帽子、音が出る子供用のクツも安全度が向上すると思います。

    おとなもこどもも、自転車のカゴなどに「鈴」をたくさんつけると、ベルを鳴らさなくても存在をまわりの人に知らせることができて安全性が向上します。

    こどもには、道路や歩道で、なにか持ち物を落としたりしても、すぐとびついて拾わないで、まず前と後ろをみて、乗り物や人が近づいてこないかじぶんの目でたしかめてから動く習慣をつけると安全です。

    とにかく、自分のからだの安全をまもることを第一に。
    物はあたらしいものをまた買えばすむし、あきらめれば済みます。
    いのち がいちばんだいじ。

  • オバケとUFO

    オバケを見たことがあるひとは、オバケの存在を信じられるかもしれません。
    UFOを見たことがあるひとは、UFOの存在を信じられるかもしれません。

    信号機のある横断歩道を、歩行者が渡るとき。
    歩行者信号が「青」になってから、わたるまえに「とまって」しっかりと「右」と「左」と「右」をじぶんの目でみてから歩き出す大人のひとを見たことがありますか?

    実際に気にしてみてみると、とても少数派です。


    それでは、反対に、
    横断歩道の歩行者側が「青」なのに、そのあいだに信号を無視して走って横切ってくる自動車、自転車、スピードを落とさないランニング走者、キックボード、先頭で停止しているバスやクルマの影からすりぬけて突然出てくるバイク、を見たことはありますか?

    わたしはあります。


    わたしは信号機付き横断歩道をあるいてわたるとき、いつもおおげさに右・左・右をみて渡るようにしています
    ときどき向かい側からくるおとなのひとに笑われたりするけれど、どこかで子供たちが見ていても大丈夫なように。
    親御さんが子供に安全な渡り方を教えたときに「だって、おとなのひとで右・左・右なんて見ているひといないよ」と言われないように。


    こどもたち、ちびすけ たち。
    きみたちは、まだカラダが小さいからね。ことさら気をつけるんだよ。ほんとうは、クルマを運転するおとなたちのほうが もっともっと気をつけることなんだけど、おとなのひとも、まちがえたり、しっぱいすることがあるからね。

    じぶんの め でみて、
    じぶんで、じぶんを
    まもる、 よける

  • 子供にゴミ拾いは すすめません

    私がゴミ拾いをしていると、子供がそれをみて自分でゴミを拾ってきてくれることがあります。
    とても可愛いし、ほほえましい ほっこりした気分になりますが、そのたびに
    「ありがとう。でも、ゴミ拾いはおじさんがするからね。ゴミ拾いはあぶないから、おとなが拾えばいいんだからね。きみたちはクルマに気をつけて元気にいっぱいあそぶんだよ」
    と私は言います。

    落ちているゴミからの感染症、硬く尖った物でケガをする、誤飲などの危険性もありますが、それよりなにより、ゴミ拾いに夢中になって 自動車や自転車、前方を見ていない歩行者や走っている人に からだの小さな子供がぶつかるのがいちばん心配です。

    「ゴミ拾いは良いこと、ほめられること」と子供がおぼえてしまうと、いつか子供がひとりで道を歩いているとき、つい反射的にごみを拾おうとして交通事故に遭ってしまう事をつよく心配しています。
    そういう事故の可能性、確率をあげてしまうことを心配しています。

    子供がケガをすることに比べたら、ゴミを拾ったり捨てたりということはどうでもいいくらい小さなことです。

    ゴミ拾いよりも、いのちがだいじ。こどものからだがだいじ

    だから私は、ゴミ拾いを子供には すすめません。


    おとながゴミを拾う姿、おとながゴミをすてない姿がまちのなかにあり、それが目にはいれば、それでよいのではないかと私は思っています。


    子供を自転車にのせてるお母さんも ゴミを落としても拾う必要ないですからね。ケガしないほうがだいじ。いのちがだいじ。
    ゴミはおじさんが拾うからね。