世田谷区の『防犯ブザー』無料支給

 きのう、まちのなかで「防犯ブザー」がほしい、と言われたので自分のつけているものをあげました。
 全員にあげたかったのだけど、私個人ではそれができないので、世田谷区行政(区役所)がおこなっている無料の「防犯ブザー支給」を紹介します

世田谷区では、区内在住の小学生・中学生を対象に携帯用防犯ブザーを無料で支給しています。

 世田谷区公式リンク: 携帯用防犯ブザーを支給します



・自転車ヘルメットの助成もあります。
 世田谷区公式リンク: 
 自転車用ヘルメットの購入費用を一部補助します


・防犯ブザーは高齢者が路上や家の中でたおれて うごけない時、たすけをよびたい時や、地震などで家具の下敷きになったとき、声がだせないとき、しつこい押し売りが家にきて退去してくれないときにも鳴らして近所のひとを呼ぶときに役に立ちます。

・高齢者用ペンダント型のSOS発信機の貸し出しもあります
 世田谷区公式リンク: 救急通報システム「愛のペンダント」


防犯ブザーの音はだれにとどくのか?

 「たすける側」である健康なおとなのひとが耳栓イヤホンをして道を歩いていたら防犯ブザーの音やたすけをもとめるひとの「たすけてー!」の声がきこえなくなってしまいます。

 車内にとじこめられたときや、高い場所から降りられない、どこかの穴におちてしまったり、脱出できない場所から救助をもとめるときにも使えます。

・現代人には「よけいなトラブルにまきこまれたくない」という損得勘定が過剰にはたらくことがあるように思えます。
 社会はすべてつながっていると私は思います。
 ふつうに町にいる人が、ふつうに町の人をたすける。おたがいさま。
なにか町のなかでトラブルに遭遇した場合は、周囲にいるひと、それを目撃したひとが勇気をだして、じぶんの安全を確保しながら110番通報などしてたすける行動をしましょう!!
 夜くらくて危険な場所で電話がないときは、防犯ブザーをならしてトラブルの起きてるちかくのしげみに投げて人をよび注目をあつめ、自分は安全な場所へ逃げることもできます。


・こどもはイタズラで防犯ブザーを鳴らすときがあります。まわりにいるおとなは遠慮せずに「だいじょうぶかい?」とまず声をかけてきいてあげましょう。
 それから「ときどきは、鳴らす練習をすることもだいじだけど、いたずらで毎回鳴らすと、ほんとうにこまったときにたすけてもらえなくなるからね」とおしえてあげましょう。



★まちのなかで知らないひとから物をもらわない
★こどもだけでいるときは、しらないおとなのひとときがるに話さない。長話しない(こまっているひとがいたら、おとなをよんでくる)

・知らないひとからむやみに物を受け取らない
 (サギや押し売りもあります。こわれたから買い取れ、と言われる場合もあります。
 たべものの場合は、病気になるものがはいっている場合もあります。
 例:2023年11月東京小金井市のお祭りの開催場所で何者かに配られた大麻グミを食べて具合が悪くなったひとがでています。昔は自動販売機に置いてあった飲み物が毒物であったこともあります。 公園に置きっぱなしにされているお菓子や食べ残し、飲み残しは絶対に食べないようにしましょう。大人はそれが起きないように注意したり、かたずけたりしましょう!


・知らないおとなのひとと話をしない
 (とくに、ひとりでいるとき。まわりにひとがいないとき。)

・おとなのひとのなかには突然おこりだす人もいる
・「正義の主張」「話し合い」が通用しないとても危険で深刻な事件も実際に起こりえます。親であるおとなも怒りや正論でつきすすむだけでなく、状況や相手を判断をしっかりする必要があります。例:(「北海道旭川市BB弾事件」)


・防犯ブザーは電池切れにも注意。年に一度は動作確認をしましょう。
・ちいさいこどもや赤ちゃんのいる家では、ボタン電池の誤飲に注意!

私(すずきじゅんじ)の気持ち

「防犯ブザー」そのものには子供をまもるちからはありません。
(横断歩道の信号機も それ自体には子供をまもるちからはありません)

その地域に住んでいるひとりひとりのおとなが、子供や高齢者、じぶんよりもよわいひとをまもろうとする気持ちと毎日の行動の積み重ねが、あんしんして暮らせるまちをつくっていくのだと思います。

 若者が「振り込め詐欺」したり「窃盗」「押し込み強盗」をしたりするようになるのは、その若者だけの責任でしょうか??
 わたしはそうは思いません。

社会はすべてつながっている。わたしは、そう思います。


付記:
「無料給付」「無償化」という言葉には気をつけて、ていねいにそれを考える必要があります。

「無料」で配られるモノの原資(それを買って仕入れてくる元手)は公費税金です
この場合は「区民税」であったり、都や国が同時に補助や助成を何割か受けもつ場合もあります。
 ふだんの日常生活のなかで、お店で買い物した時にそのつど徴収される「消費税」は、こどもたち自身からも徴収され、未成年である子ども自身がそのお金、費用を負担している現実があります。