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ゴミ拾い

だまってゴミを拾って町をきれいにしてくれているひとはたくさんいます~出会った人達~

 私がゴミ拾いをしていると町のひとから「いつもきれいにしてくれてありがとう」と声をかけていただけることがしばしばあります。飲み物の差し入れを頂くこともあります。
たいへんうれしいことなのですが、いくぶん恐縮してしまいます。というのは、じぶんが「交通安全の看板」を背負ってすこし目立つ格好なので、過分にほめられていやしまいか、という気分もするからです。

 黙ってゴミ拾いをしているひと、あたりまえのように個人的に自主的に清掃活動をしているひとは、地域のなかに大勢いらっしゃいます。

  • 主婦の方々
    まちのなかをキレイに毎日お掃除してくださっているいちばん多い、大きなちからは、主婦の方たちにまちがいないと思います。
    朝、一戸建てのおうちのまえを掃き掃除している主婦の方をあちこちで見かけます。
    自分の家のまえに自分でゴミをすてるひとはいません。そこに落ちてるゴミは他の人が捨てたゴミです。そうであっても公共の道路上を自主的にいつもお掃除してくれています。
    お家のまわりに季節ごとに目にはいる美しいお花や、たのしげな飾りがあったりして、町をあかるく幸せそうな雰囲気にもしてくれています。
    いつもありがとうございます。

  • ごみ収集場所を掃除する近所の方
    ごみを回収する集積場所はどうしても小さなゴミが散らかってしまったり、通りすがりにモノを捨てていかれたりしがちです。町内会や近所で取り決めをしてお当番の方が掃除することが多いかなと思いますが、多くの場合公共の道路のまわりまで掃除をしてくださっています。また、緑色のカラス避けネットを危なくないように管理もしてくれています。
    いつもありがとうございます。

  • 落ち葉をそうじする男性
    通りすがり私に「ご苦労さま」と声をかけてくれて、自分も家の前の落ち葉そうじを毎日しているよと話してくれました。「自分の家じゃない木の枝の葉っぱもいっぱいあるよ。ゴミ袋もタダじゃないんだから、結構出費になっちゃうよ」とぼやきながら、でも毎日おそうじしてくれています。
    ありがとうございます。

  • 50歳代くらいの姿勢のよい女性
    私が近所の公園でゴミ拾いしているとき、これから銀座の高級デパートへでも行くのかなというきちんとした身なりの女性が通りがかって、私の姿をみかけて近づいてきました。開口一番「わたし、お手伝いしましょうか?」と言われてすこし驚きました。いまにも腕まくりしそうな勢いでしたが、ゴミ拾いとは似つかわしくない お召し物なので丁重にお断りしましたが、通りすがりに急遽そんなことが言える方がいらっしゃるその存在を知ることができて、うれしかったです。
    ありがとうございました。

  • 60歳代くらいの男性
    町なかで通りすがり私に「ご苦労さま」と声をかけてくれて「私も多摩川河川敷のゴミ拾いを長年やってるんだよ」と笑顔をみせてくれました。私もそちら方面へ行って活動する日があると伝えるとさらに話がはずみました。
    いつもありがとうございます。

  • 30歳代くらいの女性
    ある公園でゴミ拾いをしている時、ベンチに座っていた女性が「私もここのゴミ拾いしているんですよ」と声をかけてくれました。おなじ場所をゴミ拾いしていても、曜日や時間帯が合わないとずっと会うことがないこともあるので、タイミングよく出会えてうれしかったです。
    いつもありがとうございます。

  • 福祉作業所のみなさん
    近所の福祉作業所のみなさんが、道具をつかって本格的な草取りなどのおそうじをしてくれているのを何度も見たことがあります。
    きれいにしてくれてありがとうございます。

  • 40歳代くらいの女性
    すこし遠くまでゴミ拾いに行った日、ご自宅の前を掃除しているところにちょうど行き会って「ごくろうさまですね」と声をかけて頂いてしばらく立ち話をしました。私に選挙活動の関係者でないか確認したあとで「私もあなたとおなじように自主的に町のゴミ拾いをしてるけど、議員とかは選挙のときだけタスキをつけてこれみよがしにゴミ拾いを一日だけするけど、それならやらないでほしいわよ」という不満を打ち明けてくれました。
    いつも町内のゴミ拾いをしてくれてありがとうございます。

  • 宗教団体の方たち
    早朝のまだ暗い時間帯に駅前のゴミ拾いをされている宗教団体の方たちもいらっしゃいます。
    最近の活動についてはよく知りませんが、以前私が早朝にジョギングや運動をしていたときに何度か見かけたことがあります。
    町をきれいにしてくださってありがとうございます。

  • 70歳代くらいの男性
    夏のさかりの暑いなか、自転車に乗って遊歩道へやってきて、おひとりでゴミ拾いをされている年配の男性を見かけました。飲み物やゴミ拾い用の装備一式しっかり準備されていたので心配は無用で、ちょうどゴミ拾いに取り掛かりはじめたところだったので、こちらから声はかけませんでした。(そのとき私は買い物途中で普通の服装だったので、なにか若輩の自分が気安く声をかけるのが僭越な気がしてためらわれました。)
    暑い中、町をきれいにしてくださってありがとうございます。


以上は、自主的に町のゴミ拾いを行っている方で、自分の出会った方のなかのほんの一部です。

個人で活動されている方のほかにも、町内会や商店主の方々、地元企業の従業員のみなさん、地元保護者会 PTA、シニアクラブの面々、習い事やスポーツや趣味のサークルなど、さまざまなグループ、つながりで自主的な清掃活動に取り組んでいる方たちもいらっしゃいます。

飲料系自動販売機の「缶・びん・ペットボトル入れ」ボックスのなかみを回収するスタッフや、コンビニエンスストア店舗のごみを処理するスタッフの方たちが、たとえ事業者のもとでの仕事であっても実際は仕事の領域以上の清掃活動を引き受けてくださっているのを、町を実際に見ていて私は知っています。

みなさん 自主的にまちをきれいにする毎日の清掃活動をしてくださって、ありがとうございます。
住民のひとりとしてお礼申し上げます。


 私が個人的なゴミ拾いを始めて20年以上たちますが、他人にこの個人活動のことを言うようになったのはここ3年くらいです。看板(メッセージボード)を背負って「交通安全・みまもり・ゴミ拾い」をあわせて活動するようになったためです。
今年このサイト(ホームページ)をつくったのは、あたらしくこの地域へ引っ越してきた人達に余計な心配をかけたりするまえに自己紹介的な情報提供をしておいたほうが親切というものかな、という思いと、活動中に町のなかで声をかけて頂いたり、飲み物などの差し入れを頂いたりすることが増えきて、そのとき時間をとって丁寧に話や自己紹介ができないことが何度かあったからです。

それでも、昭和生まれの男のすこし時代遅れの感覚かもしれませんが、「じぶんが良いと思うことはだまってひとのみえないところでするほうが本物かもしれない」という思いも持ち続けています。(それもあってここには活動に関する写真を載せていません)

えらい、えらくない、というような比較をすること自体があやまりだとも思うのですが、
それでも、自分のように言葉で説明したりこのようなページで自分について述べている人間よりも、だまって、ただ、だれがみていなくてもみていても、関係なく、日ごろの生活のなかで、あたりまえのようにゴミを拾い、まちをそうじしている人のほうが立派な人間である気が私にはします。いまも。


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※更新 2020年 9月2日
 記事初出 2020年 9月1日
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