警察官の戸別訪問に注意

関連ニュース:
警察が特殊詐欺の犯人をおびき出すために用いる「だまされたふり作戦」に見せかけ、金をだまし取る特殊詐欺事件が発生

広島市安芸区の80歳代の無職女性宅に10日、「県警のコバヤシ」を名乗る男から電話があり、「詐欺がはやっている。変な電話があれば連絡して」と電話番号を伝えられた。 19日には孫をかたる男から「株で損をした。金がいる」と電話があり、女性は最初の男に相談。作戦への協力を依頼された女性は、指示に従って20日にコンビニ店から150万円を発送したという。女性が不審に思い、近くの交番に相談して被害が判明した
(引用:2021年1月24日 読売新聞オンライン より)

事前に信用させる段取りをふんだ手の込んだ詐欺に注意!
ご近所のひと、まわりにいる一般のひとが口うるさく心配してあげましょう!

【便乗 にせ警察官に注意!】
2021年1月下旬 現在
2020年12月下旬 現在、防犯や火災予防の歳末特別警戒中
東京 世田谷区内ではパトカーに乗った警察官による住民宅の戸別訪問(巡回連絡・家庭訪問)が年末から引き続き行われています。
※警察署に連絡して本物の活動であることを確認済
※戸別訪問でなく「家のまえをパトロールしました」という証拠でメモを残していくことがあります。その場合は玄関のチャイムを押したりノックはしないようです

こういう活動が行われた際に、必ずそこに便乗する詐欺や押し込み強盗が発生しますのでじゅうぶん注意してください。
また、近所同士で声をかけあったり、気を配ったり助け合いましょう。

訪問があっても対応する義務はありません。本物の警察官が家の近くに来てくれるだけでも防犯効果があります。

本物かニセモノかにかかわらず、対応する場合は、ドアや窓のカギをしめ、ドアチェーンをして、手には防犯ブザーや携帯スマホを持ちましょう。
心細かったり、不安な場合は、無理にでる必要はありません。
心配な場合は、遠慮しないで、ドアをあけるまえに待たせて、ちかくの警察署に確認の電話をしてみましょう。それで怒り出したり逃げ出すようならニセモノ犯罪者ですので、そのまま通報しましょう。
本物の警察官と会えたら
・顔をしっかりおぼえる
・フルネーム(苗字と下の名前)をおぼえる
・所属・担当のしごと、エリアをきく
・話をしていざというとき頼りになるか自分で判断する

これをすれば今後もしもニセモノ警察官と出会ったときに見破るのに役立ちます。
さいごに、戸別訪問に対するお礼、パトロールや普段の仕事に対するねぎらいの言葉を伝えるのがよいと思います。

世田谷区の警察署

成城警察署 03-3482-0110

北沢警察署 03-3324-0110

世田谷警察署 03-3418-0110

玉川警察署 03-3705-0110

世田谷区から探す 警察署(警視庁公式サイト)

注意:
自宅の郵便受けに投函されているメモはニセモノの危険性があり、そこに載っているのはニセの電話番号の可能性もありますので、自分で自宅が所轄になっている警察署の正しい電話番号を確認しましょう。
訪問してきた人物が教えてくれる電話番号はニセモノで、だますための芝居を用意してある危険性があります。
警察署の電話番号がわからない場合は

110 番

に電話しましょう。(怖いときは遠慮しないで!)

緊急でない相談は #9110 番 へかけましょう
 警察相談専用電話 政府広報ページ

関連ニュース:
2021年1月10日、埼玉県鴻巣市、詐欺未遂で東京品川区の25歳男性を逮捕。65歳男性のもとに「詐欺グループのデータにあなたのキャッシュカードあったので確認が必要だ」とニセの警察官を訪問させてきたところを逮捕。

2021年1月8日、北海道札幌市北区で70代女性のもとに「捕まえた犯人があなたのキャッシュカードを持っていたので手続きが必要だ」とニセの警察官を訪問させ、キャッシュカード3枚をだまし取り400万円奪われる事件が発生。(その他2件の事件もあり。未遂は多数)

2021年1月8日夜、京都府宇治田原町で80歳の男性がキャッシュカード6枚をだまし取られ230万円奪われる事件が発生。午後2時ごろ警察官を名乗る男から「同姓の人が詐欺にあった。キャッシュカードを渡すように」という電話あり

2020年12月27日夜、神奈川県横浜市保土ヶ谷で、警察官を装った押し込み強盗が発生
追記:同日、千葉県市川市でも同様の手口(未遂)がありました
防ぐには!?
”住人が不審に思い「市川署に確認します」と言うと立ち去った”

2020年11月、東京都葛飾区で「口座が犯罪に使われた疑いがある」と警察官を装って80代女性からキャッシュカードを詐取 → 「闇バイト」とみられ、2021年1月逮捕、埼玉県32歳の男
防ぐには!?
”女性は電話の内容をメモしており、訪れた男がノートをやぶったため、不審に思い家族に相談した”

2020年8月、岡山県倉敷市「自宅の現金に偽札が混ざっている可能性がある。警察官を確認に向かわせる」と偽って現金五千万円詐取される事件 → 特殊詐欺グループの「受け子」とみられ、2020年12月逮捕、1月再逮捕

2020年7月、東京都品川区で「警視庁生活安全課長」を名乗るウソの文書を使って70代女性からキャッシュカード3枚を盗み200万円を引き出す事件 → 2021年1月 26歳の男(仲間と共謀)が逮捕

※ここに紹介している事件はほんの一部で、全国で多数の詐欺事件および、未遂事件が起きています