つよいものがよわいものをまもる 『もののけ姫』アシタカ

スタジオジブリのアニメ映画『もののけ姫』のなかに「アシタカ」という人物がでてきます。


アシタカが現代の日本、世田谷区のまちのなかにいたら、どんなふうに行動するでしょうか?

横断歩道をわたるとき。
歩道をあるくとき。
自転車にのるとき。
車を運転するとき。
駅のなかで。電車のなかで。お店のなかで。
ひとごみのなかであるくとき。

町のなかで、どんなふうにふるまうでしょうか。

いつでも。どこでも。

つよいものが、よわいものをまもる。

じぶんよりも、ちいさいものを、まもる。ゆずる。たすける。


アシタカ を「カッコイイ」と感じられる心があって、
公(おおやけ)の場所ではなるべくそういうふるまいをしたい。
そんなふうにかんがえられるひとは、
それだけでアシタカとおなじくらいカッコイイひとだと
私(じゅんちゃんおじさん)は思います。


蛇足 よけいな付け足し説明

『もののけ姫』の作品を観たひとは、そのストーリーのながれの都合上、アシタカが、おおぜいの人が立ちふさがっているあいだをかきわけて「押し通る」シーンが何度かあるのをおぼえていると思います。
もちろんあれはお話のその場面の都合であって、ふだんのアシタカは道をあるくときに、じぶんよりも弱いものや、からだのちいさい者をいたわって道をゆずったり、たすけたりして、「我先に」とほかのひとをけちらしてずんずん威張って歩いていくような人物でないのは、みなさんわかっているはずだと思います。

ここでは、
からだが丈夫で、健康な一人前の青年で、つよさと同時にやさしさも兼ね備えた「アシタカ」のようなカッコイイ若者がまちのなかにふえてほしいという、私(じゅんちゃんおじさん)のねがい、気持ちを書いています。

歩道やまちのなかを歩く時は、「われさきに」ではなく、まわりにいる人たちをいたわりながら、たすけたり、まもりながら、
じぶんのほうが立ち止まったり、からだをよけたりするようにして、
歩いて欲しいと思います。
それが、健康で、からだがつよく、からだの大きな、おとなの男の役割だと思うから。
そしてそれがお手本となり、こどもたちがそれをマネして、だんだんと大人に成長していくようになると思うから。