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「手上げ横断」をていねいに考える

いま話題の「手上げ横断」

2021年6月、警察庁による公式な「交通マナー」として43年ぶりに「手上げ横断」が復活するという報道が取り沙汰されています

 警察庁は11日までに、道交法に従って交通マナーをまとめた「交通の方法に関する教則」を改正し、信号機がない場所での横断について「手を上げるなどして運転者に横断の意思を明確に伝える」ことを歩行者の心得として盛り込んだ。歩行者に自らの安全確保を促し、死亡事故の中で最も多い歩行中の事故を減らすのが狙い。「手上げ横断」は1978年に教則から削除されたが、同庁は教則を改正し、43年ぶりに復活させた。政府も交通安全基本計画で歩行者の安全確保を「重視すべき視点」としており、一丸となって事故防止に取り組む。

共同通信社 2021/6/11

交通の方法に関する教則(オンライン・警察庁)
交通の方法に関する教則(冊子・全日本交通安全協会)
交通安全教育指針(1998年平成10年9月版)
 ※情報は今後改訂更新されると思われます
・根拠となる法律: 道路交通法 108条の28 ほか

・インターネット官報 令和3年4月16日(号外 第89号)告示
第11次交通安全基本計画(内閣府)

まず理解しておきたいのが「手上げ横断」の話は2つあるということです

その① 横断するまえ
車にとまってもらうための「手上げ」
(主に「信号機のない横断歩道」が想定されているように見受けられます)

その② 横断中
横断中に目立つための「手上げ」
(主に、ちいさな子供のための指導。「信号機のある横断歩道」でも信号無視する車や、右左折直後で横切ってくる車に存在をアピールする必要がある)

いま話題になっているのが①。
これまで子供の「交通安全教室」などで教えられていたのが②。

今回の「手上げ横断①」の復活、「交通の方法に関する教則」の改正には次のような流れもあったようです

<長野県> 
信号なし横断歩道で車に止まってもらうための「手上げ」
 2021年6月12日 信濃毎日Web
 2020年3月、9月 長野放送 NBS
 2020年10月 長野放送 NBS

<静岡県>
”大人も恥ずかしくないように小さめに「手上げ」で横断の意思表示”
大人も手挙げて 静岡県警(静岡新聞)2020年12月

<埼玉県>
交通死亡事故抑止活動 手上げ横断
<愛知県>
「横断歩道の日」「ハンド・アップ運動」 2019年~
<三重県>
横断歩道ハンドサイン・キャンペーン

<岡山県>
”信号機のない横断歩道で 「目と手で合図!ストップ運動」”
RSK山陽放送 岡山県警 2021年6月

全国各地でほかにも活動があると思います


毎日「手上げ横断」している私から

大人も横断するとき手をあげて

提案:「手上げ横断」を考えるまえに自分で手をあげることを実際に体験してから考えてほしい

今日現在、おとなのひとで横断歩道を手を上げて渡る人はかなり珍しく、ごく少数です。

実際にじぶんで「手をあげて」みてはじめてはっきりとわかることがあります。
きっと予想外だと思いますびっくりすると思います
おとなになってから手をあげて渡ったことがありますか?


手をあげると、想像以上に車が見えなくなります!

※ この話についてはまた後日、書く予定です


※更新 2021年 7月14日
 記事初出 2021年 6月14日
 このページは随時、追記と更新を行っています


※追記:
インターネット上にとても充実した資料がありました。
交通安全に興味のある方はぜひ見てみてほしいと思います

横浜市 交通安全
スクールゾーン活動(通学路交通安全プログラム)ほか
特に「しおり・マニュアル」

一般社団法人 全国道路標識・標示業協会
通学路・スクールゾーンの安全対策 整備ガイドライン
全標協 東京都協会
路面標示と交通安全(技術資料)