カテゴリー: 事故防止

  • 耳栓イヤホンしない・普通の人が子供を救える

    2021年7月 福岡県中間市の保育園で、送迎バスから5歳の子が降ろすのを忘れられ閉じ込められる事故がありました。
    翌日、東京 荒川区ではスーパー駐車場入り口で4歳くらいの子が大型車両にはねられる事故が起きています。
    車からの降ろし忘れ・置き去りはバスでも自家用車でも福祉施設などでもあります。赤ちゃんにも起こります。
    駐車場での事故は店舗でも自宅前でも後を絶ちません


    自分たちにできること、今後すこしでも同じような事故を、起こらなくするためできることはなにか、を考えたいと強く思いました。
    「自分がやれることは何か」「自分がやるべきことは何か」

    事故の間近にいる当事者以外の、まちのなかにいる普通のおとな(他人・第三者)が、すこしづつ気を配って社会全体の安全度をあげることができる
    → 悲しい事故が起きるまえに!

    まちのなかには普通に歩いているおとなの人がいます。どこにでもいます。たくさんいます。

    車のなかに閉じ込められている子供の泣き声がきこえてきたり、苦しそうな赤い顔を見つけたり、窓をトントンたたいて「たすけて!」という声に気がつくことができれば、こどもの命を救うことができます。ふつうのひとで、だれであってもできます。特殊な技術も資格も道具もお金も必要ありません。
    その音、声、がきこえて、動きさえすれば。

    スーパーや店舗の駐車場にも、マンションや個人住宅の駐車場前にも、歩いている「普通の人」はいます。
    もし小さな子供が「うろちょろ」していて、これは危ないと思ったら声をかけることができます。子供を事故から守ることができます。子供に言ってもいいし、運転手や、ちかくの親や家族に伝えてもいいし、緊急でその必要があるならカラダをつかまえて動きをとめてもいい。車に対して身を挺して大きな身振り手振りで立ちふさがってブレーキ停止させてもいい。

    誤解されることがあるかもしれません。「うるさいひとだなあ」とイヤな顔をされるかもしれません。
    「余計なおせっかいだ」「なんかウチのやりかたに文句あるのか」と言われたり、「不審者だ、あやしいな」と無視されるかもしれません。
    誤解がもとで警察をよばれることがあるかもしれません。

    それでも、子供が事故にあうことにくらべたら、まったくそんなことは小さなことで、とるにたらないことではないでしょうか? 
    社会にいるおとなが引き受けてよい「損」、甘んじて受け容れるべき「損」ではないでしょうか?

    「あぶないからこうしたほうがいいよ」と声をかけるとき、「注意する」のでなく「心配する」という気持ちで話すと相手に気持ちが伝わります。実際に同じような場所や状況でこういう事故が起きているから、と説明するとわかってもらえると思います。
    相手が子供でも大人でも、急に強い言葉、驚かすような大声で注意したりされたりすれば、それがきっかけで転んで事故が起きたり、口論になったりケンカになったりします。声をかける側の責任も真剣に慎重に考えて、その上でなお積極的に行動する必要があると思います。

    ちかごろ町のなかを歩いていて気になるのは
    ・歩く人、自転車の人の多くが耳栓(イヤホン)をしている
    ・歩く人がスマホを見ながら歩いている
    大勢のおとながいることです。

    イヤホンから流れるデジタル音楽も、スマホ画面にうつるデジタル情報も、家にかえってからでもまったく同じモノを見たり聴いたりすることができます。
    しかし、町の中できこえたかもしれない「たすけて!」の声はその瞬間その場に居合わせたあなたにしかきこえません。その場で守ってやれたかもしれない子供の姿はスマホ画面を見ていたら見つけてあげられません。

    町を歩くときは
    ・耳栓(イヤホン)をはずす
    ・スマホ画面を歩きながら見ない

    を町にいる大人たちの多くの人たちが実行することで、事故を防いでいける、減らしていけるのではないか、という提案です。

    なにか事故や事件が起きたとき、はなれた場所からその間近にいた当事者たちを断片的な情報をもとに論じることよりも、まず、いま、自分のいる場所で、自分にできること、現実的で実効性のある対策は何かを考えて、実行する。

    自分たちが生きる現実の日本の社会はすべてつながっています
    「自分は関係ない」という「社会」は存在しないはずです。

    ・子供は大人のマネをします。子供たちの「歩きスマホ」「ながらスマホ」事故を増やさないためにも、まず大人が歩きスマホをやめる。(通行中の「動線(ひとのながれ)」からちょっと脇によって離れて立ち止まって操作すればよいだけです。自分の身体も他人の身体も安全です。なるべくガードレールや車止めボラード、鉄柱の内側に入って、通行の流れのじゃまにならない空間によけましょう。むずかしいことではありません。)

    2021年7月 東京 板橋区の踏み切りで「警報音が鳴るなかを踏切内に侵入」して電車にはねられる事故が発生しています。原因は「歩きスマホ」と報じられています。近くにいた誰も助けてあげたり気づいて制止してあげることができませんでした
    2013年10月にも同区おなじ沿線で同様の事故が起きています。

    ・「耳栓イヤホン」「歩きスマホ」は歩行者だけでなく、自転車やバイク、車でも行われます。
    これは「改正道路交通法」「安全運転義務違反」や都道府県の条例「例・東京都道路交通規則 第8条」違反によって逮捕されたり罰せられる可能性があります。

    2018年5月 東京 大田区 でイヤホンをした自転車の運転が原因で起きた自動車事故に責任が問われました。
    2015年6月 千葉県千葉市 でイヤホンをした自転車が歩行者をはねる重大事故がありました。

    ・耳栓(イヤホン)をしていると緊急車両のサイレンの音が聴こえません。自分の身も危険であり、一刻を争う緊急車両に対しても障害物になってしまいます。

    ・耳栓(イヤホン)をしていると危険な暴走車両が近づいてきても気づくのが遅れます。

    スマホ画面に映るデジタル情報、イヤホンからきこえるデジタル音声は、まったく同じものが家に帰ってからでも視聴できます。雨の日や寝床からうごけない日でも、寝る前にでも楽しめます。
    屋外でそのときその場所で聴こえてくる音や声、景色情景は、川のながれのように一期一会で二度とおなじものは一生のなかで体験することができない「かえ」のない貴重なもの・瞬間です。


     また、ちいさくても、その場にいる子供同士がたすけあう、たすけあうことができるんだよということを教えていくのも大切だと思います。
    学校や公園で
    「自分よりも小さい子がいたらたすけてあげるんだよ」
    「自分より小さい子をまもってあげるんだよ」
    「つよい者は自分よりよわい者をまもってあげる、たすけてあげるんだよ」

    たとえば、おともだち同士でも、赤い顔で汗をたくさんかいていたら「熱中症」ということばを思い出して、水を飲むことをすすめたり、先生やおとなに知らせることは子供にもできます。車道にとびだしそうなともだちを「あぶない」と引き留めることも、のどになにか詰まって苦しんでいたり、水の中に落ちたともだちのために大声で「たすけて!」とおとなを呼ぶこともできます。ちいさな子供であっても。

    もしも仮に、いまの実社会で、年上の者が年下の者をいじめたり、年上の者がずるいことをして得をして年下の者ばかりが損をする現実があったとしたなら、それならばなおのこと、
    「年上の者が年下の者をたすける」
    「つよいひとが、自分よりよわいひとをたすける」
    ということを、市井に生きる現実の生活者である私たち庶民が、実際の毎日の生活のなかで、教え合い、実践していくのが、これまで以上にたいせつで、重要なことになってくるのではないかと思います。

    地域のおとなみんなで子供をまもる

    複数のおとなの目で、何重にも補いあって、たすけあって、こどもたちの安全を、よりたしかなものにしていけるはずです。

    今日現在も、日本のどこかで、保育園、幼稚園、小学校、養護施設、福祉施設、習い事、の送迎バスで、安全手順・安全対策が十分に手が回りきっていない実際の現場があるかもしれません。
    そのときに、だれかを責めたり、だれかに期待するよりも、まず、自分(保護者やバス送迎が行われる地域住民)にできることを自分で実行するのが一番はやい対処法かもしれません。自分自身で乗り降りの人数を数えて確認する。最終バスのなかに居残り、眠っていたり、隠れていたりする者がいないか確認する。バスの乗り降りのとき周囲に立って交通事故が起きないように自分の体でガードレールになってあげる。
    他人であっても、第三者であっても、それは実行できることだと思います。

    8/8追記:
    車内に閉じ込められたときの対処方法として子供に「運転席のクラクション」や「防犯ブザー」を鳴らすことを教えてあげておくことが話題になっています。
    → 緊急時の知識としては以前から言われていたりドラマのワンシーンに出てきたりする情報ですが、わたしもそれを教えておくのは良いと思います。
    おとな側や管理責任者がすぐできることとして、車内に防犯ブザーを置いておく(バスなら複数個設置)や、車内で問題発生中を車外に知らせるライトとブザー設置も比較的すぐできる対処だと思います。(運転手が急病になることもあるので。
    ついでに述べると、バス走行中に運転手が気絶した場合、乗客がフットブレーキ、排気ブレーキ、サイドブレーキを代わりに操作して停車させることもできます。
    現在、日野自動車、いすゞ、三菱ふそう などバス車両メーカーでは乗客が操作できる「非常ブレーキスイッチ」「ドライバー異常時対応システム(EDSS: Emergency Driving Stop System)」を搭載した車両の開発・販売を行ってます。実際に町のなかを走っている新型バスにも導入されています。トラックにも搭載されはじめています。)


    しかし、これらも、まわりの大人たちが耳栓イヤホンをしてスマホ画面を見ていたら、子供たちの危機に気づいて救ってあげることができません。
    みんなで、子供たちをまもっていきましょう。

  • 「手上げ横断」をていねいに考える

    いま話題の「手上げ横断」

    2021年6月、警察庁による公式な「交通マナー」として43年ぶりに「手上げ横断」が復活するという報道が取り沙汰されています

     警察庁は11日までに、道交法に従って交通マナーをまとめた「交通の方法に関する教則」を改正し、信号機がない場所での横断について「手を上げるなどして運転者に横断の意思を明確に伝える」ことを歩行者の心得として盛り込んだ。歩行者に自らの安全確保を促し、死亡事故の中で最も多い歩行中の事故を減らすのが狙い。「手上げ横断」は1978年に教則から削除されたが、同庁は教則を改正し、43年ぶりに復活させた。政府も交通安全基本計画で歩行者の安全確保を「重視すべき視点」としており、一丸となって事故防止に取り組む。

    共同通信社 2021/6/11

    交通の方法に関する教則(オンライン・警察庁)
    交通の方法に関する教則(冊子・全日本交通安全協会)
    交通安全教育指針(1998年平成10年9月版)
     ※情報は今後改訂更新されると思われます
    ・根拠となる法律: 道路交通法 108条の28 ほか

    ・インターネット官報 令和3年4月16日(号外 第89号)告示
    第11次交通安全基本計画(内閣府)

    まず理解しておきたいのが「手上げ横断」の話は2つあるということです

    その① 横断するまえ
    車にとまってもらうための「手上げ」
    (主に「信号機のない横断歩道」が想定されているように見受けられます)

    その② 横断中
    横断中に目立つための「手上げ」
    (主に、ちいさな子供のための指導。「信号機のある横断歩道」でも信号無視する車や、右左折直後で横切ってくる車に存在をアピールする必要がある)

    いま話題になっているのが①。
    これまで子供の「交通安全教室」などで教えられていたのが②。

    今回の「手上げ横断①」の復活、「交通の方法に関する教則」の改正には次のような流れもあったようです

    <長野県> 
    信号なし横断歩道で車に止まってもらうための「手上げ」
     2021年6月12日 信濃毎日Web
     2020年3月、9月 長野放送 NBS
     2020年10月 長野放送 NBS

    <静岡県>
    ”大人も恥ずかしくないように小さめに「手上げ」で横断の意思表示”
    大人も手挙げて 静岡県警(静岡新聞)2020年12月

    <埼玉県>
    交通死亡事故抑止活動 手上げ横断
    <愛知県>
    「横断歩道の日」「ハンド・アップ運動」 2019年~
    <三重県>
    横断歩道ハンドサイン・キャンペーン

    <岡山県>
    ”信号機のない横断歩道で 「目と手で合図!ストップ運動」”
    RSK山陽放送 岡山県警 2021年6月

    全国各地でほかにも活動があると思います


    毎日「手上げ横断」している私から

    大人も横断するとき手をあげて

    提案:「手上げ横断」を考えるまえに自分で手をあげることを実際に体験してから考えてほしい

    今日現在、おとなのひとで横断歩道を手を上げて渡る人はかなり珍しく、ごく少数です。

    実際にじぶんで「手をあげて」みてはじめてはっきりとわかることがあります。
    きっと予想外だと思いますびっくりすると思います
    おとなになってから手をあげて渡ったことがありますか?


    手をあげると、想像以上に車が見えなくなります!

    ※ この話についてはまた後日、書く予定です


    ※更新 2021年 7月14日
     記事初出 2021年 6月14日
     このページは随時、追記と更新を行っています


    ※追記:
    インターネット上にとても充実した資料がありました。
    交通安全に興味のある方はぜひ見てみてほしいと思います

    横浜市 交通安全
    スクールゾーン活動(通学路交通安全プログラム)ほか
    特に「しおり・マニュアル」

    一般社団法人 全国道路標識・標示業協会
    通学路・スクールゾーンの安全対策 整備ガイドライン
    全標協 東京都協会
    路面標示と交通安全(技術資料)

  • 交通安全の改善提案

    ・2021年8月現在 最新の「世田谷区通学路交通安全プログラム向け」提案はこちらの記事→

    【改善提案】
    一方通行の反対向きに設置された信号機には「車両進入禁止」も表示するようにする

    一方通行反対側信号機の改善案
    ↑直感的には複雑か?? もっとよいデザインがあると思います

    【メリット】
    ・一方通行を間違って逆走してきたクルマをそこで停められる。危険な正面衝突を防げる。

    ・外国人に視覚的にわかりやすい。

    【留意点】
    ・「自転車専用」の表示が無い信号機も存在する(歩行者用信号機が設けられていない交差点ではこの車両用信号機が歩行者用も兼ねるため)。
    交差点周囲に情報を知らせるために設置される「一方通行の途中の反対向き信号機」の存在を知らず「大きな信号機がこちら向きに設置されているのだからこの道路は両通だろう」と誤解する運転者が実際にいる。(※「道路標識がこちらを向いているので」と同じ感覚でこの方向への進行可であっているだろうという誤解。実際にそういう運転者を現場で見ています)
    そのような誤解をなくす必要がある

    ・運転者にとって標識情報量が増えるが、一旦そこで足をとめさせるという意味ではデメリットにならない。

    ・これが最善案・最良デザインかはわからないので多方面からデメリット、欠陥、不都合、他の標識やルールとの不整合がないか検討・検証する。

    ・実際の現場で起きている事故や違反のデータとつき合わせて、改善対処が必要なレベルか検証する。危険性が低ければ次回設備更新時に。

    ・今後の標識全般への提案として、「子供や外国人にも読みやすい」「判別しやすい」ことを目指し「自動車」「じてんしゃ」と漢字とひらがなで書き分け表記をふやす工夫していくのがよいのではないか。(絵やアイコン、ユニバーサルデザイン含む)
     自動車運転免許証を持たない人につたわりやすく、特に交通弱者をまもることに重点をおいた改善、環境整備、工夫がだいじではないか。クルマの物損よりも生身のひとのいのちをだいじにして、まもる。

    ・死亡事故を防ぐのが一番だいじ。標識がふえたり、これまで慣れたものに変化を生じさせても、結果として死亡事故重大事故が減るなら改善改良をすすめてよいのではないか。

    【具体例】

    東京都 世田谷区 瀬田三丁目14から15、246号玉川通り とつながる一方通行道路にある交差点、信号機の例
    https://goo.gl/maps/C674KUJZTUAZijR69

    体験談:
    実際にこの地点のすこし南側で、いま自分が運転している車が一方通行道路上にいるのかどうかがわからず、逆走向きで停止している運転手から助けをもとめられたことがあります。
    隣接するカーシェア駐車場から運転を開始した場合は一方通行を知る最初の標識が無いので今後もまちがえた運転者の逆走が発生する可能性がありそうです。
    手がかりになるはずの黄色の道路路面上速度表示も薄くなっています。夜は見えないと思います。
    手軽に改善するには、信号南側手前にある「30キロ速度制限標識」に「一方通行標識」を追加するのもよいかもしれません。

    似たようなケースは全国で起こりえます。
    カーシェア発車地点(駐車場まえ)に道路標識を追加整備すべきかもしれません。(カーシェア利用者はマイカー利用者よりも道路標識に慣れていない可能性もある)


    (2021年5月22日 記事初出)

    ※このページの内容は、一市民による「私的な提案」です。基本的に町のなかで実際に体験した交通の危険や「気づき」をもとに、なにかよりよい方法がないか真剣に考えた上での提案ですが「アイディア出し」にすぎません。
    なにか間違いや勘違いがあったり、執筆時に筆者の知らなかった新しい情報やルールがわかった場合は、今後このページに追記・修正します。

    現行の交通ルールや標識についての正確な情報は、公的な情報サイトをご確認ください

    ・警察庁 交通局
    ・警視庁 交通安全
    道路交通法 「道路交通法」Wikipedia
    交通の方法に関する教則
    国家公安委員会
    国土交通省 道路局 自動車交通局 
    東京都交通安全協会 全日本交通安全協会
      神奈川県交通安全協会 静岡県交通安全協会 ほか各都道府県ごと
    ・第11次交通安全基本計画(計画期間:令和3年度~令和7年度)
     中央​交通安全対策会議(首相官邸内閣府
    交通安全白書 令和3年版(内閣府)

    警察では「標識」と「信号機」についていつでも意見を受けつけています。だれでも意見を送ることができます。
    標識BOX(警察庁・東京以外)
    信号機BOX(警察庁・東京以外)
    ・標識BOX(警視庁・東京都)
    ・信号機BOX(警視庁・東京都)

    道路に関する意見・要望 (国土交通省)
    国土交通ホットラインステーション

    近所の交通安全環境(道路など)の整備は
    地元の学校、保護者、児童、学校教員
    地元の住人、町内会
    地元の警察署
    地元の役所(区役所、市役所、町役場)
    ・地元の議会、大きな施設の管理者、企業、都、国
    が協議や協力して改善にあたることが多いです。
    例:

    世田谷区通学路交通安全プログラムに基づく通学路合同点検の実施結果及び対応について

    世田谷区公式サイト

    そのほか、輸送業、運送業、自動車関連企業が「交通安全教室」を実施したり、地元企業、商店会、町内会、消防団、学生、自衛隊などが、町に設置されたカーブミラーや標識の清掃をしたり「交通安全運動」を行って、交通安全環境の向上や整備に取り組んでくれています。

    バスやトラックを校庭にもちこんだ「交通安全教室」
    バス会社
    トラック協会
    鉄道会社
    タクシー業界 勝山タクシー
    配送業者 ヤマト運輸 佐川 
    自動車メーカー
    自動車関連企業
    (いろんな業界があり「協会」は複数たくさんあります)

    企業や個人からの「寄付・寄贈」でカーブミラーやガードレールが設置されたり、こどもが身に着ける反射材、黄色い帽子、かさ、ランドセルカバーなどが贈られることもあります。


    警察署へのチェック
    警察署 ←(意見)警察署協議会 ←(委員委託)東京都公安委員会
     ↑(監察)
     監察官 ← 国家公安委員会

    警察への意見窓口
     警視庁(東京)
     警察庁(東京以外)

    行政への意見窓口 (例)
     世田谷区(市区町村)
     東京都(都道府県)

    そのほか、多くの行政組織・窓口では「パブリックコメント」という名称で政策決定や環境整備のための一般市民からの意見募集を行っていて、だれでも意見を送ることができます。
    パブリックコメント(e-Govポータル)国 国政参加
    パブリックコメント 東京都 都政参加
    パブリックコメント 世田谷区 区政参加

    政党本部や政治家へ意見や要望を伝えるやり方などもあります。

    ◆過去に交通事故に遭ったり家族の方が被害に遭われた方たちの「会」「ネットワーク」「集まり」が全国各地に多数あります。
    その方たちによる今後おなじような交通事故が起きないようにするための交通安全環境向上整備、法律改正への働きかけ、安全運転の啓蒙などの活動や努力も広く活発に行われています。
    関東交通犯罪遺族の会 あいの会
    歩車分離信号普及全国連絡会


    関連記事: 通学路の緊急合同点検・安全点検(危険箇所と提案)

  • こどものゴミ拾いは死亡事故が起きる危険があるのでやめましょう

    これまでも 何度も言ってきましたが、こどものいのちにかかわることなので、何度でも言います。

    大人であっても車が走る道路でのゴミ拾いはたいへん危険です。
    全国でこれまで清掃活動中の交通事故がいくつも起きていて、死亡事故もあります。
    ですので、安易に「ゴミ拾いは良いこと」と考えて、子供に道路でのゴミ拾いをさせたり、おぼえさせたりするのは、やめましょう。

    私はこれまで、ほかの人に対して自分の考えを押し付けたり、強制したりすることは無く、今後もそういうことをしようとは思いませんが、「子供に道路でのゴミ拾いはさせない!」ということについては、強めに呼びかけ続けたいと考えています。
    子供が死んでから悔やんだり、悲しんでもおそく、とりかえしがつかないから。

    「おとなが一緒にそばについてゴミ拾いするなら、そんなに心配しなくてもいいのでは?」
    というのは、間違いだと、私は考えます。
    子供は「ゴミ拾いが良いこと」「ひとにほめられる、おとながほめてくれること」と、おぼえてしまうと、素直で純粋な心で、子供が一人で道路にいるときでも、ゴミを見つけたときに反射的にからだが動いて、まわりの状況を確認せずに低い姿勢で飛び出してしまう危険性があります。
    これは単なる想像で言っているのではなく、私自身がこれまでの「交通安全・みまもり・ゴミ拾い」活動のなかで何度も目撃した経験から発言しています。

    また、現代の交通事情とも関わっています。
    「ゴミ拾いの危険性を心配してくれるのはわかったけど、歩道なら大丈夫じゃないか?」と考える人がいるかもしれませんが、これも私は強く反対します。
    現在の「歩行者道路」「路側帯」は、非常に危険です。というのは、「バッテリー付自転車」の普及によって、自転車のスピードがとても速くなっており、自転車重量が重く、しかも静かで、「自転車と歩行者」の交通事故でも、接触事故のダメージが大きく、重大事故につながりやすくなっているからです。実際に死亡事故が起きています。
     キックボードや配達業者の自転車が増えているのはみなさんもご承知のとおりです。

    子供はまだからだが小さく、よわく、大人ならケガですむ事故でも死んでしまいます。とりかえしはつきません。

    道路にゴミがちらかっていることなど「子供の命」にくらべたら、本当にどうでもよいことです。
    なにより大切なのは「子供の命」です。

    子供が道路でゴミ拾いすることは私はやめさせたい、やめてほしい、と願っています。

    繰り返しこの注意喚起をしているのは、子供のゴミ拾いを禁止や注意するのが目的でなく、いちばんたいせつなのが、こどもたち、きみたちのカラダ、いのちだよ、ということ。それを伝えたいし、おとなのひとみんなにも改めてしっかりと意識してほしいのです。

    道路上で、子供たちが気をつけなくてはいけないのは「クルマ」「オートバイ」「前をみていない自転車」「スマートフォンを見たまま歩いたり走ったりしている大人たち」であり、そのことに一番注意してほしい。
    子供たちには、もうそれにだけ集中してほしい。避けたり、止まったり、なるべくはやく相手に気づいて、自分で自分のからだをできるかぎり守ってほしい、そう願っています。

    本当は、おとなのほうが、その十倍も百倍も、こどもたちの存在に気をつけなくてはいけないのだけど、
    おとなも、まちがったり、失敗することがあるからね。

    全国各地で「よかれ」という善意の気持ちから、さまざまな「ごみ拾い」の活動・イベントが行われていますが、そのときに絶対におとなが忘れてならないのは「こどもの交通事故を起こさない」ことです。それは絶対に防がなくてはいけません。
    「ゴミ拾い」よりも「命をまもる」ほうがだいじ。
    どんな立場のひとだろうとそれに異論はないはずです。

    今日、まちのなかで「交通安全・みまもり・ゴミ拾い」活動中に、「孫といっしょにゴミ拾いをしている」という方とお話しする機会があり、自分でも「口うるさい」「水をさすようなことを言って心苦しい」とは思いましたが、「子供がゴミ拾いする危険性」について自分の考えを述べさせてもらいました。

    「交通安全運動」と「ゴミ拾い」を同時に行っている私だからこそ、たとえ煙たがられても、この件については、言い続けていかなくてはいけないと思っています。たとえ自分が損をしても、言うべきことを言う。
    それが大人の、自分の、責任だと覚悟をもって意見を発信しています。

    この記事を読んでいただけたみなさまにも、この意見について、考えてみてもらえたらありがたく思います。



    追記: 2021年10月インドネシアで、リバートレッキング(川歩き)と川岸の清掃活動に参加していた10代の生徒11人が水死する事故が起きています。その前年2月にも10人が亡くなる事故が起きています(AFP通信

  • 登校見守り中の事故

    2021年2月17日 午前7時40分ごろ、広島県福山市新市町宮内で「登校見守り」ボランティアをしていた男性が交通事故に遭われ、お亡くなりになりました。

    運転していた女性(74)は事故直後「朝日が目に入り前が見えにくかった」と説明

    運転手に悪気がなくても、交通事故はいつでも起こる可能性があります


    ニュース引用

     福山市新市町宮内の市道で17日あった交通事故で、重体だった近くの無職吉永忠久さん(73)が18日未明、搬送先の病院で死亡した。死因は急性硬膜下血腫。
     福山北署によると、17日午前7時40分ごろ、乗用車が右折した際、児童の見守り活動をしていた吉永さんをはねた。近くにいた男性によると、運転していた女性(74)は事故直後「朝日が目に入り前が見えにくかった」と説明したという。
     同町の網引学区まちづくり推進委員会の小原一三委員長(71)によると、吉永さんは長年にわたり毎朝、児童の登校を見守るボランティア活動を続けていた。「誰でも分け隔てない人柄。いつも笑顔で児童に声を掛けてくれたのに」と話した。

    中國新聞デジタル 2021/2/18 18:49
    https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=728102&comment_sub_id=0&category_id=256


    謹んでお悔やみ申し上げます。


    関連記事: 道路のごみ拾いの危険性 謹んでお悔やみ申し上げます
    関連記事: 子供にゴミ拾いは すすめません